ブラックハットSEOスパムを使う企業は倫理観が狂っているのでは? など10+4記事(海外&国内SEO情報)
お知らせ:筆者所用のため、来週(4月19日)のこのコーナーの更新はお休みとさせていただきます。
ブラックハットSEOスパムを使う企業は倫理観が狂っているのでは?
加害者はSEO会社ではなく依頼主 (SEO 検索エンジン最適化)
ブラックハットによるSEOスパムがなぜ容認しがたい行為なのかを、住太陽氏が理論的に筋道立てて説明している。
下は住氏による指摘のいくつかだ。
- ブラックハットSEOを正当化する主張は論理的に破綻している
- ブラックハットSEOの被害者は検索エンジンではなく実は消費者
- 加害者はSEO会社ではなく依頼者
純粋ホワイトハットの人も、自称ホワイトハットの人も、あえてブラックハットを選んだ人も、はたまたグレーハットの人も、SEOに携わるすべての人に読んでほしい。
扱っている商材がスパム的なものや詐欺的なものでなければ、
厳しく成果を求められている現状に起因したものであろうと、消費者を欺かないという通常の倫理観があればスパムという選択肢はないはずです。
スパム業者と同様かそれ以上に、依頼者の倫理観は狂っています。
という言葉を含め、読み終わった後にあなたは何を感じるだろうか?
また住氏の記事に触発されて書かれた「SEOのホワイトハットジャパン」さんの記事も併せて読んでいただきたい。
世の中には沢山のスパムが存在します。
「今日は海外からスパムメールが200通も届いた^^」
と喜ぶ人はほとんどいないのではないでしょうか。スパムメールで自分のメールボックスをめちゃくちゃに荒らされるのは、気分がいい事ではありません。
スパムコメントで自分のブログのコメント欄を荒らされるのも、非常に気分が悪いですし、ブランドコピー品などのトラックバックも、とても許せるものではありません。
これらの行為を許しがたい行為と考えていらっしゃる方は多いはずなのですが、スパムリンクに関しては比較的寛容な方が多いように感じます。
自分達が普段、便利に利用している検索結果を、スパムリンクで荒らされるのは、許しがたい行為ではないでしょうか。
スパムに手を出すということは、そのような迷惑行為を行なっていると自覚すべきです。
日本語で読めるSEO/SEM情報
Googlebotくんが教えてくれるSEOのちょっとしたコツ
日本サーチクオリティチーム独自の試み (Webmaster Japan on Google+)
「Googlebot くんによるウェブマスター ミニ Tips」と称してGoogle日本のサーチクオリティチームがグーグル検索エンジンに関するちょっとした秘訣をGoogle+で公開し始めた。
この記事を筆者が執筆している時点で、次の4つのTipsが投稿されている。
- Googlebot くんによるウェブマスター ミニ Tips はじまるよ。(紹介)
- ウェブマスター ツールは使ってる?
- 僕から君がどう見えているか? #FetchasGoogleツールで確かめてみて
- 僕(Googlebot)のことよりも、ユーザーのことを考えてね。
Webmaster Japanコミュニティに参加するとGoogle+の自分のストリームに投稿が流れてくる。Web担の読者に役立ちそうなTipsがあればもちろんこのコーナーで紹介する。
やらなきゃ損? 食品販売ECサイトがやるべきSEO×4
難易度:低~高 (SWAT9)
他ショップと同じ商品を販売しているECサイトのSEOは、正直いって簡単ではない。オリジナルコンテンツを作りづらいし、結果として被リンクも集めづらいからだ。
こちらの記事では、食品販売ECサイトで自然なSEOを行い売上に直結させるコツを、大きく4つ解説している。
実際の行動に起こせるレベルで書かれている。じっくり読んでさっそく実践してみてほしい。
とはいえ、最後に紹介されている被リンク獲得法は、大手サービスや食品メーカーが大々的に行っている先行サイトがあるため、記事で説明されている手法で大きな効果を上げるのは、実際にはそれなりの労力と工夫が必要になるだろう。やるからには中途半端な気持ちではなく、本腰を入れるべきだろう。
「サイトが乗っ取られている」とウェブマスターツールが警告を受信
新しい種類のメッセージか (SEO Imagination!ブログ)
サイトがハッキングを受けた可能性があり、グーグルの検索結果でスパムになっている。そんな警告がグーグルウェブマスターツールに届いたサイトがあったそうだ。
警告文の最初の段落を引用する。
Google の検索結果において、http://yourdomain.jp/ の一部のページが侵害されている可能性があるというラベル付けを行うことになりましたのでお知らせいたします。これは、上記の一部のページに、Google 検索結果の品質と妥当性を損なう可能性のあるコンテンツが含まれているためです。これらのページは、第三者によって作成または改ざんされた可能性があり、サイトの一部またはすべてが乗っ取られているおそれがあります。不正なファイルのアップロードや既存のファイルの改ざんが何度も試行されており、それらのファイルが Google のインデックスでスパムとなっています。
サイトがハッキングされた時には以前から警告メッセージが届くが、このメッセージは筆者は初めて目にする。海外でも同等のメッセージを受け取ったという情報は得ていない。ゆえに新しいメッセージだと判断する。
実際に、このメッセージが来たサイトでは、作った覚えのないページ(警告文のなかに具体的なURLが示されていた)があった。メッセージのとおり、ハッキングの被害にあっていたようだ。また、このメッセージの少し前から検索トラフィックが激減していたとのことだ。
パスワード漏洩が増えていることもあり、こうした被害に巻き込まれるケースが日本でも増加していると聞いている。ハッキングの兆候が認められたときは、サイト管理者にすぐに通知し、ウェブスパムに悪用されないようにグーグルは取り組んでいるのだろう。
グーグル、ウェブマスターツールの「サイトの確認」の管理機能を改善
3つの新機能 (Google ウェブマスター向け公式ブログ)
グーグルは、ウェブマスター ツールで確認済みのサイト所有者を管理しやすくするために3つの新しい機能を導入した。
- 確認の詳細ビュー
- 所有者を削除するには、使用した確認方法をサイトから削除することが必要に
- CNAMEの確認文字列を短縮
詳細は公式アナウンスを参照していただきたい。
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
スマホ向けサイトでありがちな間違いと低品質な被リンクで上位表示しているサイトの理由を扱った記事を今週はピックアップ。
- スマホサイトでやってはいけない、よくある構成ミス by Google
管理サイトは大丈夫かチェック - 質の低いバックリンクを集めているサイトが上位表示するのはなぜか?
アルゴリズムが追いついてない
ソーシャルもやってます!