「Labs」セクション
カスタム検索
自前の検索エンジンを作りたいと思ったことがある? それならGoogleカスタム検索を使ってみるといい。グーグルを使っていつも検索しているサイトがいくつもあるなら、Googleカスタム検索を使って、そうしたサイトからの結果だけを返してくる自分だけのグーグルを作るといいかもしれない。
ウェブマスターツール内にあるプレビューツールを使うと、カスタムメイドの検索エンジンが自分のサイトでどのように機能するかも確認できる。
インスタントプレビュー
自分のサイト上のURLを入力する(またはテキストボックスに何も入力せずに「比較する」をクリックするとトップページが見られる)と、PC向けウェブ検索やモバイルの検索結果ページでサイトのインスタントプレビューがどう見えるか確認できる。
サイトパフォーマンス
この機能は2012年4月の更新時になくなってしまった。サイトパフォーマンスをテストするなら、私はwebpagetest.orgを使うのが好きだ。
Googleアナリティクスでウェブマスターツールのデータを利用する
Googleアナリティクス(GA)のアカウントをGWTに登録したサイトのプロフィールと関連付けておけば、ウェブマスターツールのデータの一部をGAのアカウントに直接送り込める。両方にログインする必要がなくなるわけだ。
GWTに登録したサイトとGAのサイトを正しく連携させるには、GWTのホーム画面で対象サイトの「サイトを管理」というドロップダウンリストをクリックする。
いったん関連付けたら、GA内で[トラフィック]>[検索エンジン最適化]と進めば、GWTのデータが表示される。
GA内ですべてのGWTデータが参照できるわけではない。Googleアナリティクスで利用できるデータセットは次の3つだけだ。
- 検索クエリ
- ランディングページ
- 地域別サマリー
こうしたデータのどこに着目すべきかを、1つ1つ見ていこう。
検索クエリ
クエリに関するデータで興味深いのは、(not provided)として隠されているかもしれないキーワードの一部を見られる点だ。もちろん、それらのキーワードがコンバージョンにどう影響したかまで分析できるわけではないが、少なくとも、そのデータはキーワード調査に利用できる。まったく(not provided)は困ったものだ。
実に興味深いのは、GWTからクエリデータを直接取得した場合よりも、GAのクエリレポート(GWTのデータのはずだ)の方が多くのキーワードを表示してくれるという点だ。
たとえば私の手元のデータで10月28月~11月27日の期間を見ると、GAでは317件のクエリレポートがある。
ところが、GWTの「上位の検索クエリ」では93件しかレポートがない。
GWTの検索クエリレポートと、GWTから取得したGAの検索クエリレポートで、こんなに大きな差が出る理由が私にはよくわからない。GAのレポートには画像検索のクエリが多く含まれているが、GWTの「上位のクエリ検索」にはそれほど含まれていない。興味深い違いだ。クエリデータの違いに気づいた人が他にもいるだろうか?
「検索クエリ」データを見るのはやはり興味深いことだし、それがGAでも確認できるのはいいと思う。こんな風に、グーグルがこれからもGWTのデータをもっとたくさんGAに直接提供し続けてくれることを願っている。
ランディングページ
実際の上位ランディングページのリストはGAで見る方がいいが、ここではGWTが上位ページだとみなしているページをインプレッション数順に見せてくれる。
ここにある興味深い情報はクリック率だ。GAからは得られないデータで、役に立ちそうな情報だ。私は、クリック率をサイトの平均と比較する機能が気に入っている。
地域別サマリー
このセクションも、クリック率のデータが見られる点がとても役に立つ。国別のデータを見ると、もっとFacebook広告を出す価値がある地域や国際的SEOを実行する価値のある地域が把握できるだろう。
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