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「リンクビルディングは違反じゃない」マット・カッツ氏が語るリンクの最新事情
価値あるコンテンツを起点にしてリンク構築すべし (Stone Temple Consulting)
グーグルのマット・カッツ氏が、リンク構築に関するインタビューに答えた。以下に重要ポイントをまとめる。
リンク構築(リンクビルディング)
リンクされるにふさわしいコンテンツがちゃんとあるのならば、リンクを集めようとする施策(リンクビルディング)は悪いことではない。
ただし、初めからリンクを獲得しようと試みるのではなく、人々を惹きつけてリンクしたくなったり体験したくなったりするコンテンツを作ることが最初に来なければならない。結果としてそのサイトはランキングにおいてだんだん強くなっていく。
プレスリリースのリンク
プレスリリースからのリンクは、検索順位に関わる指標として評価しないようにしている。
プレスリリースの目的は、そのプレスリリースからリンクを得ることではない。プレスリリースを利用して発表を世間に幅広く知ってもらい取り上げてもらうことだ(結果として他の媒体の編集者の意思によってリンクが張られることもある)。
コンテンツ・シンジケーション
ほかのサイトにコンテンツを配信しているなら、自分がオリジナルだとグーグルに知らせる必要がある。次の手段を採り入れるといい。
- ほかのサイトよりも自分のサイトで先にコンテンツを公開する
- rel="canonical"を使い自分のサイトのページに正規化する
- 著者情報を設定する
ゲストポスト
ゲストポストは、名前を知ってもらい評判を高めるのにすばらしい手段だ。リンクを獲得する可能性をも秘めている。
しかし問題もある。間違って利用されている。同じ記事を投稿したり、質の低いコンテンツばかりを作ったりしている人がたくさんいる。
ゲストポストを“記事の貯蔵庫”のように捉えていたとしたら、コンテンツの質の最低ラインを上げることはできないだろうし、結果として問題が発生することもある。
コンテンツ作者の信頼性
ある人にとって関連性が高くて重要であるのは誰なのかを発見するのに、リンクは依然として最適な方法だ。しかし時がたつに連れて、ソーシャルメディアや著者情報や他のマークアップが、コンテンツの作者に関する情報をより多く与えてくれるようになるだろう。
ブラウザの履歴を操作して広告を見せるサイトが登場、グーグルはガイドライン違反として厳しく対処する
こんなスパム手法があったとは (Official Google Webmaster Central Blog)
ユーザーを欺く行為をグーグルは品質ガイドラインで禁止している。
ブラウザの履歴を操作してユーザーを騙すテクニックが、最近グーグルに報告されているそうだ。
グーグル検索からやって来たユーザーがブラウザの戻るボタンをクリックすると、グーグルの検索結果ではなく、検索結果に似せて作られた広告のリンクが並んだページに行くように操作されるのだ。
ユーザーを欺くことで明確なガイドライン違反であるから、ブラウザの履歴を不正に操作するようなサイトには厳格に対処すると、グーグルは念を押している
筆者はこんな(悪質な)サイトに遭遇したことがないばかりか、存在することすら知らなかった。しかし公式ブログで注意を喚起するということは、少なからず被害を受けているユーザーがいるのだろう。
Web担の読者にはこんなあざとい手法を使っている人はいるはずがない。もし万が一発見したら、スパムレポートからグーグルに通報しておこう。
サーバーダウンは検索順位を下げる原因になるか
1日くらいなら大丈夫 (Google Webmaster Help on YouTube)
ウェブマスターツールに「Googlebotがアクセスできない」という警告が届きました。
実際にそのとき、サーバーが1日ダウンしていたのですが、検索順位に悪い影響が出るでしょうか?
上の質問に、グーグルのマット・カッツ氏が回答した。
1日くらいだったら大丈夫だ。
2週間もダウンしていたら、そのウェブサイトは本当にダウンしていると示すしるしになるから、そのサイトにユーザーを僕たちは送りたくない。
だけど、一時的だったり散発的にダウンしたりするサイトには埋め合わせしようとするし、いくらか許容しようともする。
24時間かそのくらいに後にまた戻ってくる。だから短い時間のダウンだったら心配いらない。
1つ気にかけておいてほしいことがある。
たとえば、ウェブマスター向け公式フォーラムで明らかに多くの人が「『Googlebotがアクセスできない』というメッセージを受け取っている」と報告していたとしたら、それは明らかにグーグル側の問題で修正しなければならない。1~2週間前に実際にそういう出来事があった。
でも正常にサイトをクロールすることにおいては、Googlebotには普段は信頼性があるから、問題が発生すると警告を送るんだ。
だから何らかの理由でGooglebotがサイトにアクセスできないときは、原因を調査したほうがいいだろう。
とは言っても24時間くらいの短い時間なら、ストレスをそんなに感じることはないよ。
サーバーがダウンして警告が届いたとしても、長い時間でなければ特に心配はいらないというのが結論だ。
著者情報が表示されない困ったバグが発生中
Web担にも影響が出ている (Search Engine Land)
グーグルの検索結果に著者情報が表示されなくなってしまっているケースが発生している。設定が正しく写真にも問題がないうえに、以前まできちんと出ていたにもかかわらずだ。
どうやらグーグル側に問題があるらしい(ただしその確認は取れていない)。ごく少数のサイトにしか影響していないそうだが、この記事のコメントを見ていると、実際には少なくない数のサイトに発生しているようにも思える。
何を隠そう、このWeb担も著者情報が出なくなってしまうトラブルに巻き込まれている(もっとも、原因がこの記事のものと同じかどうかは断定できないが)。
グーグルは修正に取り組んでいるものの、いつ完了するかは定かではないとことである。
倒産したライバル会社のドメイン名を自社サイトに301リダイレクトするのは是か非か
リスクは犯したくない (HRF SEO Forum)
1年前に倒産したライバル会社のドメイン名の登録が失効して、先週登録可能になった。
その会社のサイトにはいくらかの被リンクが付いている。
このドメイン名を登録して自分のサイトに301リダイレクトしようと考えているのだが、どうだろう?
このような質問が、High Rankingsフォーラムに投稿された。
フォーラムのモデレータと管理者が次のようなコメントをそれぞれ返した。
構わない。ただしSEO的なメリットを期待しないほうがいい。
以前に張られたリンクをたどってやって来るユーザーがいるだろう。
透明性を確保するために、
- その会社が倒産したこと
- その会社と自分たちの会社には資本関係がないこと
- 自分たちの会社が代替となるビジネスを提供していること
をユーザーに伝えるページを作り、そこにリダイレクトすればいいのではないだろうか。
神経質になる必要はない。
ペンギンアップデートの時代だから、ライバル会社のサイトの時代に張られたリンクにスパムリンクがないことを確認すればいいだけだ。
あなたはどちらを支持するだろうか? 筆者は前者だ。
後者を選択した場合、スパムリンクがなかったとしても、自分が所有していなかったドメイン名のサイトの資産を引き継ぐことを目的に301リダイレクトするため、乱用・悪用としてグーグルにみなされてしまう可能性がある。大切なビジネスサイトなのであるから、リスクが大きすぎる。
前者を選ぶときでも、筆者なら、ドメイン名の歴史をリセットしてもらうようにグーグルに依頼する。
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コメント
今回のバージョンから少し変わったようです
>なお、ウェブマスターツールの「HTMLの改善」レポートに出てくる「タイトルタグの重複」
>がURLパラメータの設定で解消すると記事中に書かれているが、URLパラメータはクロール
>の制御に使うためのツールであり、正規化を目的としたツールではない
>(Googleの人に確認したことがある)。
記事の主旨に誤解があるようです。
今まで同じURLで異なる計測パラメータを持つページは、google側では重複ではない、としていたにも関わらず、webmastertools上では、重複として掲載されていたのですが、
今回のバージョンからはwebmastertools上で重複コンテンツとして扱われなくなっていました。
という意味になります。