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サイトマップにまつわる8つのグーグル公式情報

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年末年始も大晦日も元旦も関係なく、何人ものグーグル社員が公式ヘルプフォーラムでユーザーサポートに大奮闘していた。そこで今週の海外SEO情報のパートでは、年末年始のグーグル社員によるヘルプフォーラムでの投稿を特集する。

サイトマップにまつわる8つのグーグル公式情報
★★★★☆ サイトマップ運用のおさらい (Google Webmaster Help Forum)

最初は、グーグル社員のゲイリー・イリーズ氏ジネブ氏が、サイトマップに関して公式ヘルプフォーラムで説明した情報のまとめだ。

  • サイトマップはサイト構造を理解することに役立つ

  • サイトマップは通常のクロールでは見つけられないようなURLの発見に役立つ

  • サイトマップを送信してもクロールとインデックスが保証されるわけではなく、手がかりとして使われる

  • wwwありのドメイン名で運用するときは、wwwありのURLをサイトマップに記述する。逆も同じことで、wwwなしのドメイン名で運用するときは、wwwなしのURLをサイトマップに記述する(ウェブマスターツールでは、運用するドメイン名で登録したサイトのレポートを見る)

  • 主要で重要なページをサイトマップに載せる

  • 内容が浅く薄っぺらいコンテンツだとサイトマップにURLがあってもクロールやインデックスしないことがある

SEO上級者には当然のことかもしれないが、サイトマップを利用するときに認識しておきたいことだ。

レスポンシブデザインでコンテンツを非表示にするとクローキングになるのか?
★★★★☆ 主要コンテンツを表示していれば大丈夫 (Google Webmaster Help Forum)

レスポンシブ・ウェブデザインを採用しています。あるコンテンツは、PCとタブレットでは表示していますが、スマートフォンでは隠しています。これはクローキングになりますか?

公式ヘルプフォーラムに投稿された上の質問にグーグル社員のジョン・ミューラー氏が回答した。

主要なコンテンツが見えるのであれば、モバイルに対しては多少のコンテンツを非表示にしても問題ない。

レスポンシブ・ウェブデザインで、「HTMLソースには存在するのにモバイル向けにコンテンツを表示しないことが、クローキングや隠しテキストになるのではないか」と心配する人は、読者のなかにもいるだろう。

そのページの目的であるコンテンツをきちんと表示しているのであれば、補助的なコンテンツ(たとえばメニューの一部や広告)を表示させなかったとしても、普通はガイドラインには問われない。ユーザーや検索エンジンを欺く意図がないのであれば、まずは心配しなくていいはずだ。

元スパムのドメイン名を買ってしまった、ペナルティは残っている?
★★★★☆ ずっと昔のことなら消滅している (Google Webmaster Help Forum)

自分のビジネスにぴったりのドメイン名を取得しました。ところが、何気なくWayback Machineで調べてみたら2001年にはだれかが取得していました。失効したかはわかりません。

以前の所有者がブラックハットSEOだったらどうなりますか? 悪い影響を再び受けてしまいますか?

こうした質問に、マット・カッツ氏がアドバイスした(ちなみにマット・カッツが公式ヘルプフォーラムに登場するのは極めてまれなことだ)。

2001年からずっとそのサイトが運営されていたのでなければ、手動による対策はかなり前に期限切れになっているだろうと思う。

2001年に悪いことをやってアルゴリズムにひっかかり、検索順位に影響が及んでいたということがありえる。だが、12年の間に状態が変わっているだろうから、まず問題にならないだろう。

(以前にだれかが所有していた)ドメイン名を買ってトラブルになるのは、たいていはそのドメイン名で最近にスパムを働いていた場合だ。

サイトをウェブマスターツールに登録して、手動対策ビューアで確認しておくのがいちばん安心だ。

過去の所有者が運用していた時代に手動による対策を受け、それがまだ継続していれば、手動対策ビューアには確かに警告がでてくる。その場合は、そのドメイン名は自分が新たに取得したものであり、以前の所有者と自分はまったく無関係であることをグーグルに認めてもらえれば、手動による対策は一般的には解除されるはずだ。

ユーザーと検索エンジンが好きなコンテンツとは
★★★★☆ 独自で価値を提供するコンテンツ (Google Webmaster Help Forum)

グーグル社員のゲイリー・イリーズ氏が、2つのスレッドでコンテンツについての大切な考え方をアドバイスした(その1その2)。

  • ユーザーも検索エンジンのアルゴリズムもほかには存在しない惹きつけるコンテンツを好む。

  • 他のサイトと同じコンテンツを利用していて100%独自にすることが無理なら、ユーザー対して価値を提供し、サイトを訪問する動機になるような独自の要素を持たせなければならない。

ユーザーには「あなたのサイトに訪れる」理由を、検索エンジンには「あなたのサイトを上位表示する」理由を示さなければならないということだ。

その理由となるのは、あなたのサイトだけにある、ユーザーに価値を提供できるコンテンツだ。サイト中すべてにおいて達成できないとしても、これらの要素を必ず用意しておく必要がある。

とはいうものの、そもそもビジネスでサイトを運営しているのならば、大前提として考えておくべきことだ。上記のような要素がないのならば、SEOどころかビジネス自体の考え方を見直すべきだろう。

robots.txtのブロック解除はどれだけ待てば効果がでるのか
★★★☆☆ ブロックしていた期間による (Google Webmaster Help Forum)

robots.txtで「Disallow」を指定して、特定のURLに対するクローラのアクセスをブロックしていました。その指定を変えてブロックを解除した場合、どのくらいの時間で検索順位が戻りますか?

グーグル社員のゲイリー・イリーズ氏は次のように説明した。

  • ブロックしていた期間が短ければ早く戻る
  • ブロックしていた期間が長ければ時間がかかる

つまりブロックしていた期間にもよるということだ。長い間ブロックされていたURLのブロックが解除されたら、何かの間違いかもしれないとグーグルは慎重になり、すぐにはクロールしないのかもしれない。

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