meta descriptionタグは今でもSEOに重要なのか?
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meta descriptionタグは今でもSEOに重要なのか?
タイトルとともに上手に使うと検索ユーザーへの広告になる (Cre8asiteforums)
meta descriptionタグについてSEOフォーラムでこんな投稿があった。
meta descriptionタグは今でもSEOに関係しているのでしょうか?
人によって言っていることが違っていて困ります。
マイナスの影響をサイトに及ぼすこともあるのでしょうか?
フォーラムの上級メンバーは次のようなコメントをすぐさま返した。
私の意見では、meta descriptionは非常に重要だ。
検索結果でタイトルの下に出てくる言葉を決める機会を与えてくれる。クリックを引き起こしたり売上に影響を与えたりするかもしれない補足的な情報をそこで提供できる。でも間違って使えば反対の結果にもなってしまう。
meta descriptionをGoogleは使うかもしないし、使わないかもしれない。だけど、少なくとも使う場面があるのは確かなことだ。
フォーラム管理者が続けてコメントする。
そのとおりで、meta descriptionは大切だ。自然検索のトラフィックに対しては決定的に重要とさえ言える。
タイトルの検索結果における役割は、自分のサイト以外の結果からは目をそらせて、自分のサイトのページへの視線をつかむことだ。
meta descriptionの検索結果における役割は、ほかのページよりも自分のページの方がいかに優っているのかを検索者に売り込むことだ。
(タイトルとmeta descriptionの)両方がそろうと、検索クエリに対してうまくアピールできるになる。正しくやれば、上位表示よりも効果を発揮する。
2人の意見に、筆者もまったく賛成だ。
meta descriptionは、ランキングには影響しない。しかし、検索結果でクリックしてもらえるかどうかに大きく影響する。というのも、検索結果に表示されるスニペット(説明文)に使われるからだ(クエリによっては使われないこともある)。検索ユーザーが「このページを見てみたい」と思うように、興味や期待をかきたてるmeta descriptionにするのは、重要なことだ。
しっかり考えられたmeta descriptionには、検索順位を押し上げる効果はなかったとしても、検索トラフィックを増やす効果がおおいに期待できる。
不正リンクの温床サイトからのリンクは、すべて信頼されなくなる
PageRankの計算から除外 (Google Webmaster Central office-hours)
英語版のオフィスアワーでグーグルのジョン・ミューラー氏は次のように説明した。
PageRankを渡すことに何の意味もないサイトだと私たちがみなしたら、「このサイトからは、全体としてPageRankを渡すのはやめよう」と決めてしまうかもしれない。
長い間リンクスパムをやってきたサイトや、だれでも書き込めるのにリンクがnofollowされていない掲示板などでは、こうしたことが起こりうる。
そのサイトには問題があって管理しきれていないのかもしれないし、意図的にそうしているのかもしれないが、いずれにせよ、PageRankの計算に関してはそうしたサイトを私たちは信頼したくはない。
不正なリンク操作の温床になっているとグーグルが判断した場合は、そのサイトからのリンクをすべて信頼しないというサイト単位での処置が課せられることがあるようだ。
自動生成した関連記事リンクはnofollowにすべきか
クロールに役立つからそのままで (Google Webmaster Central office-hours)
英語版のオフィスアワーで次の質問が出た。
ブログでプラグインを使って、記事のあとに関連記事を自動的に表示するようにしています。
グーグルは自動生成コンテンツを好まないので、関連記事へのリンクはnofollowにしておくべきでしょうか。
グーグルのジョン・ミューラー氏は次のようにアドバイスした。
必ずしもそうする必要はない。
コンテンツの関連記事を示すリンクは、ウェブサイトをクロールしてもっと多くのコンテンツを発見するのに、とても良い手段になる。たとえ自動生成だったとしても、nofollowにする必要は全然ない。
自動生成コンテンツが私たちにとって問題になるのは、ページのメインコンテンツを自動的に生成している場合だ。大量のテキストを取得してきて操作したり、あるいは同義語を置き換えて自動でコンテンツを作り出したりしているのであれば、検索にとってはそんなに価値がないと私たちは考える。
ミューラー氏は、関連記事へのリンクはクロールに役立つとしてnofollowを付けずにそのままのリンクにしておくことを勧めている。
これとは別に、関連記事へのリンクはユーザーの役に立つことも多いだろう。関係する記事を紹介されたら、そちらの記事も続けて読んだユーザーはもっと満足するかもしれない。たくさんの記事を読んでもらえたなら、あなたも嬉しいはずだ。
ユーザーと検索エンジン、サイト運営者のみんなをハッピーにさせるのだから、たとえ自動生成であろうと、スパム扱いされることを心配して関連記事リンクをnofollowにする必要はまったくない。
アルゴリズム更新を追いかけるのは最も生産性が低いこと
何よりもユーザーを優先して追いかけることが大切 (Gary Illyes on Twitter)
ペンギンアップデートの次の更新についてあれこれ聞いてくるツイッターのフォロワーに対して、グーグルのゲイリー・イリーズ氏が言い放った。
アルゴリズム更新を追いかけるのは、きっと、キミができることのなかで最も生産性が低いことだよ。
@AndyEdw234 frankly you did this to yourself. Chasing algorithm updates is probably the least productive thing u can do @dawnieando @JohnMu
— Gary Illyes (@methode) 2016, 1月 17
あなたの主要な職務がSEOの研究ではなくウェブサイトの運用にあるなら、アルゴリズムの動向ばかりに気を取られてしまうことは、たしかに価値がある結果を生み出さないだろう。
モバイルフレンドリーアップデートのようにほぼすべてのサイトに大きな影響を与えるようなアルゴリズム更新は知っておく必要があるし、知的好奇心からアルゴリズムのことを“多少”調べるのはかまわない。
しかし、ユーザーよりもアルゴリズムを優先して追いかけるようであっては絶対にならない。
SEO Japanの
掲載記事からピックアップ
Google検索部門の最高責任者とのインタビュー記事と、SEOのあるべき考え方を主張した記事を今週はピックアップ
- ダニー・サリバン氏による、アミット・シンガル氏へのインタビュー。”モバイルファースト”な生活を送ることで、気づいたこと。
グーグルにはモバイルしか見えていない - アルゴリズムを追い続けるか、オーディエンスを引き付けるか。SEOにおける、2つの新しい考え方。
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