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グーグル社員がリツートしたお役立ちSEO情報×7

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グーグル社員がリツートしたお役立ちSEO情報×7
★★★★☆ ジョン・ミューラー氏のお墨付き (Jennifer Slegg on Twitter)

Search Marketing Summit(サーチ マーケティング サミット)という検索エンジンマーケティングのカンファレンスが6月1日~2日に豪シドニーで開催された。

参加者(The SEM Postの創設者ジェニファー・スレグ氏)によるセッション内容のツイートを紹介する。

今後の数年は、プログレッシブ ウェブ アプリ(PWA)について考えるといい。

ユーザーは検索結果のAMPページとより多くエンゲージメントする。Webサイト自体が速ければそのサイトとより多くエンゲージメントする。

ユーザーのニーズや問題を解決できる最高のコンテンツを提供してきたか?(と自分に問いかけてみる)

Webサイトのデザインは不変であってはならない。常にテストし結果を計測し、改善する態勢でいるべきだ。

コンテンツを“削除する”のではなく“改善する”ことを絶対的に推奨する。顧客のニーズをいくらかでも満たしコンバージョンしているなら、そのままにしておく。

もし非常に多くの数のURLを検出したという通知をグーグルが送ってきたら、注意するべきだ。おそらく何か問題が起こっている。

「グーグルをうまくだませる、とても良い、新しい方法を見つけた」と考えているとしたら、それは間違っている。

これらのツイートは、グーグルのジョン・ミューラー氏がリツイートしていたものだ。つまり、役に立つ情報だとミューラー氏がみなしたものだと考えていいだろう。

グーグルの認識している正規ドメイン名をinfoコマンドで調査
★★★☆☆ ミューラー氏が教えてくれたTIPS (Google Webmaster Central SMB site-clinic)

グーグルのジョン・ミューラー氏が、便利なTIPSをサイト診断版オフィスアワーで紹介してくれた。

ウェブ検索の「info:」検索構文を使って、グーグルが判断している正規ドメイン名を調べることができるのだ。

たとえば、301リダイレクトで異なるドメイン名へサイトを移転した際に、新しいドメイン名がグーグルにきちんと優先的に認識されているかどうかを調べられる。

Web担でおなじみのMozを例に見てみよう。

Mozは、以前はSEOMozという名前でドメイン名は seomoz.org だったが、後にMozと改名してドメイン名をmoz.comに変更した。またMozはドメイン移転のあとには常時HTTPSへの移行も実施している。

「info:seomoz.org」で検索した結果がこちらだ。

「info:seomoz.org」の検索結果

現在のドメイン名での正規URLとして https://moz.com が返っている。正しくHTTPSのmoz.comが表示されているため、サイトの移転をグーグルが認識していることがわかる。

ドメイン名移転やHTTPS移行を実行したときには、この使い方を思い出すといいだろう。

米アマゾンもついに常時HTTPS化
★★★★☆ 日本のアマゾンも準備中っぽい (Ilya Grigorik on Google+)

米アマゾンがとうとう常時HTTPS化した。HTTPでアクセスしてもHTTPSにリダイレクトされる。

HTTPSのAmazon.com
https で始まるURLになっている

フェイスブックやツイッター、ウィキペディアなど世界規模のメジャーサイトが軒並みHTTPSに移行するなかで、アマゾンはHTTPのままであった。アマゾンのHTTPS化も時間の問題だったと言えるかもしれない。

とはいえ、アマゾンほどの超大規模のECサイトがHTTPSへ移行するには、一言では片付けられないくらいの苦労があったに違いない。

そうしたアマゾンも常時HTTPSにしたということは、近い将来、少なくとも大手サイトでHTTPSにしていないのは“あり得ない”時代がやってきそうだ。

ちなみに、日本のアマゾンも常時HTTPS化への準備を進めているようだ。https のURLでアクセスできるようになっている(数か月前はできなかった)。

HTTPSのAmazon.co.jp
https で始まるURLでもアクセスできる

ただし正規URLは依然として http のままなので、検索結果には http のURLが表示される。リダイレクトも設定されていないので、ユーザーが自らHTTPSでアクセスしない限りはHTTPサイトを利用することになる。

ちなみに、Amazon.comもAmazon.co.jpも、HTTPS通信でもHTTP/2にはしていなかった。その理由も知りたいところだ。

次回のペンギン更新はそう遠くない将来に実施か?
★★★☆☆ ゲイリーに代わってジョンが口を開いた (Google Webmaster Central office-hours)

ペンギンアップデートの更新時期に関する新しい情報が届いた。

この件に関してグーグルのゲイリー・イェーシュ氏は、(結果的に)間違った情報を何度か発言してしまったため、その後口をつぐんでしまった。それ以来、ペンギン更新の情報はまったく耳に入ってきていない。

ところがジョン・ミューラー氏が、英語版のオフィスアワーで次の更新に関してついにコメントした。

ペンギンアルゴリズムの更新について定まった日はまだ決まっていないが、担当チームに話したところ、だんだん近付いているように感じているようだ。そう遠くない将来に実施されると私は思う。

具体的な時期はやはり触れていないが、それでも更新の準備が整いつつあることは確かなようだ。

6か国のグーグルニュースがAMP配信をサポート開始
★★☆☆☆ 日本のGoogleニュースはいつだ? (Accelerated Mobile Pages Project)

グーグルは、GoogleニュースでのAMP対応カルーセルの表示を、2016年4月に米国で始めていた。今回新たに、フランス・ドイツ・イタリア・イギリス・ロシア・メキシコの6か国のGoogleニュースでAMPサポートを開始した(ウェブ検索の検索結果ではなく、GoogleニュースでのAMPカルーセル表示)。

英グーグルニュースに掲載されたAMP対応記事
露グーグルニュースに掲載されたAMP対応記事

AMP対応しているニュースメディアサイトは、ウェブ検索に加えてGoogleニュースでもAMPコンテンツの露出機会を得ることになる。

すばやく記事を読めるので、AMPはニュースコンテンツと相性がいい。ユーザーの満足度も上がるだろう。

日本のGoogleニュースも近いうちにAMP対応するのではないだろうか。

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