プレゼンの意味や目的とは? 本質を理解して伝わりやすくするには?
プレゼンに対するイメージは、人それぞれ異なります。「人前で話すこと」という方もいれば、「商品を説明すること」という方もいるでしょう。正解・不正解はありませんが、認識がブレると学習効果が薄れます。ここで、本書における「プレゼン」の定義を統一しましょう。
Chapter2 はじめに知っておきたい“プレゼンの本質”
Lesson03 [プレゼンの定義]
そもそもプレゼンテーションとは何かを知ろう
○自分の考えを伝えて、聞き手に変化を求めること
プレゼンとは「自分の考えやアイデアを伝えて、聞き手に変化を求める行為」と私は定義しています。たとえば、営業職のプレゼンはとてもイメージしやすいですね。お客さまに商品・サービスを買ってもらうことで、お客さまの人生を豊かにしたり、生活を便利にしたりすることができます。つまり、お客さまを変化させているわけです。〔図表03-1〕
また、営業職ではなくとも、仕事上、打ち合わせや会議で自分の意見を投じることがあると思います。自分の意見を発信することで、プロジェクトを活性化したり、メンバーのモチベーションを上げたりします。これもまた、プレゼンの1つなのです。〔図表03-2〕
○プライベートでも身近なプレゼン
プレゼンを使うのは、ビジネスシーンだけではありません。プライベートのワンシーンを思い浮かべてみてください。たとえば、友人との海外旅行、あなたはヨーロッパに行きたいと思っています。しかし、友人はアジアに行きたいと言っています。そんなとき、どうしますか? ヨーロッパで食べられる美味しい食べ物や楽しいアトラクションの話をして、なんとかヨーロッパに旅行できるように友人を説得しますよね? 先ほどの定義に当てはめると、実はこれもプレゼンといえます。〔図表03-3〕
もう1つ例を挙げましょう。子供がお母さんに「仲間外れにされちゃうから買って!」とオモチャをねだる。自分の意見を伝えて、お母さんに「オモチャを買う」という変化を求めるわけですから、これも立派なプレゼンです。〔図表03-4〕
つまり、私たちは、ビジネスだけでなく、日頃からプレゼンに接しているということになります。
「プレゼン」というとビジネス用語のように聞こえますが、実はプレゼン力が求められるのはビジネスシーンだけではありません。プレゼン力を身につければ、ビジネスだけでなく、プライベートでも自分の意見が通りやすくなります。
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