まずはビジネス運用の第一歩! 「Instagramの4つの特徴」と「アカウント開設の簡単3ステップ」を把握
本連載は、「企業のSNS担当者なら絶対押さえておきたい基礎知識」から「Instagramだからこそできる効果的な活用方法」「Instagramの最新トレンド」まで、これを読めば“明日にでもInstagramアカウント運用をスタートできる”よう、最前線のノウハウをわかりやすく解説します。
こんにちは。残暑厳しい日々ですがお元気ですか?
連載第1回には、たくさんの反響をいただきました。ありがとうございます! 今もなお、Instagramへの注目度が非常に高いこと、そして、多くの人がInstagramマーケティングを始めたいと思っていることがひしひしと伝わりました。タイトルどおり、みなさんといっしょに一歩一歩すすめていく所存ですので、よろしくお願いします!
アカウント運用を始める前に知っておきたい「Instagramの4つの特徴」
まずは、Instagramの特徴をざっくりとご紹介します。細かな機能や他SNSとの違いなど、くわしく説明すればきりがないのですが、まだアカウント開設前という人もいると思いますので、今回はしぼりにしぼって、もっとも基本的な(そして重要な)4つの特徴だけご紹介します。
(1)画像・動画がメイン
Instagramの特徴の1つは、画像・動画がメインのSNSである、ということです。もともと、豊富なフィルターや、加工が簡単であることから「誰でもおしゃれ・可愛い・かっこいい画像や動画が投稿できる」SNSとして、人気を博してきたといえます。現在も、ストーリーズ(24時間で消える投稿)の「タイプモード」を除き、投稿する際には画像か動画が必須です。
(2)ハッシュタグ(#)が重要
Instagramは、ハッシュタグがとても重要なSNSです。Facebook社の発表によるとInstagramユーザーの4人に1人は、「ハッシュタグでの検索」を使っていることがわかっています。また、2017年12月からInstagramでは「ハッシュタグのフォロー」ができるようになりました。
「自社のターゲットユーザーは、どんなハッシュタグを使って検索しているのか?」「自社のターゲットユーザーに影響力のあるインフルエンサーは、どんなハッシュタグをよく使っているのか?」などを研究することが重要です。ちなみに1投稿で最大30種類までハッシュタグを付けることが可能です。
(3)よくもわるくも、拡散力は弱い
Instagramには、投稿を拡散する機能(Facebookの「シェア」、Twitterの「リツイート」)がほぼありません。また、タイムラインに表示されるのは自分がフォローしているユーザーの投稿・フォローしているハッシュタグが付けられた投稿に限られます。
自分がフォローしているユーザーが「いいね」した投稿を見ることは可能ですが、少々手間がかかります。他のSNSのように、タイムラインに流れてくることはありません。
そのため、上述した「ハッシュタグ検索」をはじめ、どのようにして自社の投稿をターゲットとなるユーザーに見つけてもらうか?の施策が重要になります。
(4)インフルエンサー(インスタグラマー)マーケティングが盛ん
SNSには、多くのフォロワーに支持され彼ら彼女らの行動に影響を与える「インフルエンサー」というユーザーが存在します。Instagramにも多く存在し、彼ら彼女らを「インスタグラマー」と呼びます。芸能人・有名人だけでなく、一般人も多いのが特徴です。
美容やファッション、旅など何らかのジャンルに特化していることが多いのも特徴で、企業が、自社商品やサービスを彼ら彼女らにInstagramで紹介してもらう「インフルエンサーマーケティング」が盛んに行われています。
アカウント開設までの簡単3ステップ
大変お待たせしました! 実際にInstagramアカウントを作ってみましょう。今日が「Instagramアカウント開設記念日」になる人もいるかもしれませんね。
Instagramアカウントは、「メールアドレス」または「携帯電話番号」があれば開設可能です。企業アカウントとして利用する場合、部署やSNS運用チームで共有できるものをお勧めします。それ以外の項目は「後から変更」できるものがほとんどですから、安心して進めましょう。
基本的にInstagramアカウントはスマートフォンアプリから作成します。PCから作成する場合も、おおまかな手順は変わりません。https://www.instagram.com/にログインし、下記を参考に作成してください。
ステップ1:Instagramアプリをダウンロードして起動する
- iOS用アプリのダウンロード先(App Store)https://itunes.apple.com/us/app/instagram/id389801252
- Android用アプリのダウンロード先(Google Playストア)https://play.google.com/store/apps/details?id=com.instagram.android
ダウンロードが完了したら、 アプリをタップして起動してください。
ステップ2:メールアドレスまたは携帯電話番号を登録し、認証を行う
Androidの場合は[メールアドレスまたは電話番号で登録]、iOSの場合は[新しいアカウントを作成]をタップします。メールアドレスか携帯電話番号を入力して[次へ]をタップします。
入力したメールアドレスまたは携帯電話宛てに、6桁の認証コードが記載されたメールまたはSMSが届きます。このコードを、表示された画面に入力してください。
ステップ3:必要項目を入力する
最後のステップとして、Instagramで使う名前やユーザーネームを設定します。“あなたの会社のInstagramアカウント”としてユーザーが認識する名称になるので、よく考えて設定しましょう。
まず「名前」と「パスワード」を設定します。「名前」は後から変更可能です。終わったら、[次へ]をタップします。パスワードは忘れたり無くしたりしないように気を付けてください。
- 全角30文字まで。
- 本名でなくてもOK。
- 後から変更可能。
- 他のユーザーと同じでもOK。
- 漢字、ひらがな、カタカナ、絵文字、英数字などが利用可能。
続いて「ユーザーネーム」を設定します。暫定的なユーザーネームが表示された場合は[ユーザーネームを変更]をタップし、希望するユーザーネームに変更してから[次へ]をタップします。「ユーザーネーム」も後から変更可能です。
- 半角30文字まで。
- 本名でなくてもOK。
- 後から変更可能。
- 他のユーザーと同じものはNG。
- 半角英数字、ピリオド、アンダーバーのみ利用可能。
「名前」と「ユーザーネーム」は、Instagramのプロフィールページでは下図のように見えます。
[Facebookアカウントにリンク]や[友達をフォロー]などの設定画面が出てきたら、[スキップ]をタップして、作業を先に進めましょう(これらも後から設定・変更可能です)。
最後に「プロフィール写真を追加」画面が表示されます。写真を登録するか、とりあえずスキップするか選んでください。写真も後から変更できるので、今回は[スキップ]を選んでおきましょう。
なお[写真を追加]を選択した場合は、以下3つのメニューが表示されます。やりやすい方法で、自身のプロフィール写真を設定してください。
- Facebookからインポート
- 写真を撮る
- ライブラリから選択
おつかれさまでした! これでInstagramアカウントが開設されました! まずは記念すべき第一歩ですね。おめでとうございます。
まだプロフィールも最小限ですし、「投稿」「フォロワー」「フォロー」の数は「0(ゼロ)」が並んでいるかと思います。次回は、公式アカウントとして使っていくための「プロフィールの適切な編集方法」などを解説していきます。
今回のおまけニュース:「Instagram」の名前が変わる?
New York Timesは2019年1月、“Facebook社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が、「Instagram」「WhatsApp」「Facebook Messenger」のメッセージ機能の統合を検討している”とのニュースを報じました。
たしかにここ最近、Facebook社は、「Facebook」「Instagram」「WhatsApp」「Facebook Messenger」を「Facebookファミリー」と呼ぶようになっており、各サービスを統合する方向性を見せていました。
そして8月上旬になると“「Instagram」の名称を「Instagram from Facebook」に変更する計画がある”というニュースが飛び込んできました。Facebook社もこれを認めたそうです。
ご存じの方もいるかもしれませんが、Instagramは2012年からFacebook社の傘下にあります。このことを知らないユーザーも比較的多そうなので、「製品やサービスがFacebookの一部であることを、もっと明確にしたい」という同社の思いも理解できますが、すでに賛否の声もちらほら……。
さてさて、Instagramの名称変更はいつ実施されるのか? 名称変更による影響はないか? 今後も引き続き注目していきたいですね!
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