アウンコンサルティング試算、2007年のSEO市場規模は認知度の向上から約100億円に

SEM(検索エンジンマーケティング)のアウンコンサルティングは1月11日、SEO(検索エンジン最適化)に関する市場規模の試算を発表した。2007年のSEOの市場規模は、SEOへの認知、理解の高まりから前年予測を上回り、約100億円に達した。今後は2008年には120億円、2010年には164億円規模と、毎年高い成長が続くと予想している。市場規模は、世界各国の報道資料や動向調査結果、業界関係者へのヒアリングなどの情報を基に算出した。

2007年のSEO市場は、SEO業務を外部に委託する「アウトソーシング」、企業内で完結させる「インハウス」、外部業者が製作したソフトを自社サイトに適応させる「ツール」の3カテゴリーを合わせ、前年比24.9%増の99億6000万円。92億円を見込んでいた前年の試算を上回った。大企業を中心に、サイトの構造的問題の洗い出しや改善提案を外部業者に委託するアウトソーシングの流れが加速したことが要因。アウトソーシングは前年比58%増の26億円に達した。インハウスは、書籍や有料セミナーのニーズや対策の重要性の認識が進んだため同15%増の57億1000万円。ツールは、簡便性から22%増の16億5000万円と順調に伸びた。

2008年の予測は120億7000万円(アウトソーシング37億2000万円、インハウス64億4000万円、ツール19億1000万円)。特にアウトソーシングで今後も大手企業を中心にSEOの新規導入、継続的な発注が進み、高成長が続くと見ている。インハウスは、アウトソーシングに比べて商材の単価が低いものの、導入に積極的な中小企業を背景に3カテゴリーの中で最大規模で、引き続き伸びる。また、利便性に加え精度が高まりつつあるツールも中堅・中小企業のSEOニーズから成長が見込まれる。その結果、2010年には全体で164億400万円、2011年には176億円に達する、と試算した。

アウンコンサルティング
http://www.auncon.co.jp/

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