名刺管理「Sansan」の新事業戦略「Sansan Plus」発表、業務効率化やデータ価値向上へ

専門部門だけのデータを名刺から検索することで業務を短縮、営業活動にも活用可能に

クラウド名刺管理サービス開発・販売のSansanは、同社の同サービス「Sansan」の新事業戦略となる「Sansan Plus」を3月11日に発表した。業務効率化やデータ価値を高めるためのビジネスプラットフォームとなる。Sansan Plusは「App」「Consulting」「Integration」の3つの概念で構成。Appの第1弾機能の展開を始める。

Sansan PlusによってSansanのユーザーは、法務や経理、コンプライアンスなど専門部門だけが持っていたデータを名刺から検索することで業務の短縮が可能になるほか、営業活動にも活用できる。Appは、Sansanと外部のSaaSサービスを連携させてSansan上で利用するオプション機能群。名刺データを入り口にして連携する。

Appでは「商談管理オプション for Salesforce」の提供を3月12日に始める。名刺交換相手の企業に関連したCRM(顧客関係管理)ツール「セールスフォースフォース」のデータがSansan上で確認でき、商談状況が把握できる。その後各種サービスと連携した「反社チェック」「契約管理」「企業情報」の各オプションを投入する。

Consultingは、コンサルティング会社とともにSansanのサービスを活用した企業のデジタル化を支援。Integrationは、企業の社内に散らばるデータを統合するためのコンサルティングをパートナー企業との協業で実施する。Sansan Plusでは今後、営業・マーケティング、人事・採用支援の領域で機能の拡張を推進していく。

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