50歳以上の女性、新型コロナウイルスで注意しているのは「免疫力向上」より「情報に踊らされない」【ハルメク調べ】
ハルメクの生きかた上手研究所は、50~85歳のシニア女性を対象とした「新型コロナウイルスに関する意識調査」の結果を発表した。
不安の種は「金銭的な不安」より「いつ流行が落ち着くのかわからない」が圧倒的多数
まず対象者に「新型コロナウイルスに対する不安」について聞くと、「不安である」35.2%+「まあ不安である」44.6%で、全体の79.8%が不安を感じていた。その不安の内訳では「いつ流行が落ち着くのかわからない」90.4%が1位。次いで「ワクチンや特効薬がまだない」73.0%が上位となった。逆に「金銭的な不安」は10.6%にとどまっている。
「これから1か月の支出予想」を聞くと、「変わらないと思う」65.0%が多数派で、「支出は増えそうだと思う」19.8%、「支出は減りそうだと思う」15.2%を大きく上回り、節約志向は今のところみられない。
気を付けているのは「情報に踊らされないこと」「免疫力をあげること」
「新型コロナウイルス状況下で心がけていること」を聞くと、「情報に踊らされないようにする」68.8%、「免疫力をあげる」64.8%、「不特定多数の人が触るものには直接触らない」53.7%が上位。情報源では「テレビ」94%が圧倒的多数だったが、「インターネット」71.5%が「新聞」69.0%をわずかに上回った。
また「実際に経験したこと」を聞くと、「行く予定だったコンサートやスポーツイベントが中止または延期になった」56.0%が1位。「店頭でトイレットペーパーやマスクが購入できなかった」54.8%がそれに続く。「公共交通機関を使う頻度を落とした、またはやめた」47.1%、「スポーツジムや体操教室などが休業した、または行くことを控えた」40.4%など、行動を制限されている様子もうかがえる。
なお「自分の幸福度」×「新型コロナウイルスへの不安度」の相関では、「幸せだけど不安(現実的なしっかりさん)」68.7%(357人)、「幸せで不安はない(なんとかなる前向きさん)」18.8%(98人)、「不幸だし不安(ネガティブさん)」11.2%(58人)、「不幸だけど不安はない(人生のぼり坂さん)」1.3%(7人)の順となっている。
調査概要
- 【調査対象】50~85歳の女性
- 【調査方法】Webアンケート方式(調査主体:ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所)
- 【調査期間】2020年3月17日~20日(オリンピック開催延期発表前、緊急事態宣言発令前)
- 【集計サンプル数】520名
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