猛暑をどう乗り切る? ワードクラウドから見えた、今夏のみんなの対策傾向【マイボイスコム調べ】
マイボイスコムは、「夏の暑さを乗り切るために、こころがけていること・実践していること」を自由に回答してもらい、同社のテキストマイニングツール「TextVoice」で分析した結果を発表した。回答者1万人超のうち、4,506人が回答を行っている。
今年の夏はやはり「水分補給」に注目、コロナ対策の「マスク」が影響か
この調査では、まず、出現頻度が高いワード(類義語)をワードクラウド化している。文字の大きさが大きいものほど出現回数が多いワードだ。
あわせて具体的な数字をグラフで見ると、出現頻度が最も高いワードは「水分補給」20.2%、以下「エアコン」11.3%、「こまめ」9.9%、「暑さ」7.7%、「睡眠」6.7%が続く。前年と比べると「水分補給」は3.5ポイント増加した一方、「エアコン」は3.5ポイント減少している。なお調査時期の8月1日~5日は、ちょうど梅雨明けで、夏に切り替わった時期だ。
これを見ると、前年になかった「マスク」3.0%が登場している。今年は新型コロナ対策で、夏でもマスクを付けている人が多く、それが原因で熱中症になりやすいという指摘があった。そのため、例年より“こまめに水分補給する”という意識が現れたと考えられる。6位の「外出しない」5.9%が前年より増えたのも、新型コロナの影響と考えられる。
猛暑の本格化と新型コロナに備え、「エアコンを使う」と「換気する」の両立を
続いてこの調査では、自由回答に対して「2019年には出現していなかったが、2020年には30以上出現した単語」をカウントしている。こちらは「マスク」155件、「コロナウイルス」93件がやはり上位となった。以下、「まだ」79件、「窓」45件、「外す」38件、「風通し」31件が続く。
3位~6位を見ると、“窓を外して風通しを良くする”と見えてしまうが、「外す」には「マスクを外す」が多く含まれていると考えられるので、単純に『こまめに窓を開けて換気をする』『風通しをよくする』などの、換気を意識した人が多いと考えられる。
「まだ」については、『まだ暑くなっていない』『今年はまだ猛暑日がないので、対処はいつも通り』などの回答が多かったとのこと。ただし、回答時点はまだ猛暑になっておらず、出現頻度の高いワードでも「エアコン」「睡眠」「無理をしない」といったワードは、前年より低かった。すでに猛暑は本格化しており、40度を超えた地域もある。「こまめな水分補給」「苦しければマスクを外す」「無理せずエアコンをつける」といったアクションが重要だろう。
調査概要
【調査対象】同社のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)。「今夏の節電・暑さ対策」について自由に記述
【調査期間】2020年8月1日~5日
【有効回答数】10,262人(そのうち自由記述件数は4,506件)
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