IRISがタクシーサイネージ視聴を脳波計測、企業人インタビューのタイアップ広告に効果

電通グループ3社とニューロリサーチを活用して広告効果を検証、接触反応を計測・分析

タクシーサイネージ(電子看板)メディア「Tokyo Prime」を運営するIRISと、電通、感性評価サービス事業の電通サイエンスジャム、屋外・交通広告のOOHメディア・ソリューションの電通グループ3社は、脳波を活用した「ニューロリサーチを活用した広告効果検証プロジェクト」を共同で実施し、「Tokyo Prime Voice」のタイアップ広告で高い効果が生まれる要因の分析結果を3月19日に開示した。

 

2020年4月からオリジナルコンテンツ「Tokyo Prime Voice」で企業人インタビューを放送し、インタビュー動画とCM素材をセットで掲載するタイアップ広告が通常メニューよりも高い広告到達率(「見た」か「見たような気がする」と回答した人の割合)を計測している。「インタビュー+その企業の広告」のセットと「他コンテンツ+他広告」のセットの2つパターンで比較計測した。

その結果、「インタビュー+その企業の広告」の視聴時は「集中度」と「ワクワク度」が高かった。コンテンツが変化すると途切れる「集中度」が維持され、通常はコンテンツから広告へ移行すると上がる「ストレス度」も低く、インタビューと直後の広告の親和性の高さからスムーズに移行している可能性が見られた。企業人インタビューとその企業のCMをセット放映する広告効果の有用性を把握できた、としている。

 

ニューロリサーチは、簡易型脳波計測機で脳波を取得し、独自のアルゴリズムで感性を可視化する調査手法。脳波の活用で数値化が難しかった感性評価を論理的に共有し、深いインサイト(深層心理)を調査できる。今回の調査は、月1回以上タクシーを利用する20才以上の男女8名が東京都内でタクシーに乗り、感性アナライザで2020年12月17日に脳波計測を行った。

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