4月10日はフォントの日。ビジネスで「Webフォント」を使ったことがある制作者は6割超【さくらインターネット調べ】
さくらインターネットは、「Webフォント」の利用に関する調査結果を発表した。ビジネスにてWebサイト制作に携わったことのある221人が回答している。去る4月10日は「4(フォン)と10(ト)」の語呂合わせから「フォントの日」と制定されており、それを記念しての調査となっている。
「Webフォント」とは、ローカル端末側ではなくサーバー側に置かれたデータを用いて表示されるフォントを指す。デザイナーの意図どおりのフォントを表示できるため、サイトデザインの統一を図れる。またテキストのままデザインを施せるため、画像に変換した場合の不便さを回避できるのが特長だ。モリサワやアドビなど、さまざまなフォントメーカーがサービス提供を行っている。
Webフォント利用のビジネス経験がある人は6割超
まず全体に「Webフォントを使ったことがあるか」を聞くと、「はい」62.6%、「いいえ」37.4%で、6割超がWebフォントを利用してサイト作成したビジネス経験があった。
つづいて利用経験者に、「Webフォントを利用した理由」を聞くと、「デザイン性のため」74.5%が圧倒的に多く、2位「SEO対策のため」38.7%、3位「更新性のため」36.5%に、30ポイント以上の差が付いている。やはりサイトのデザインテイストを活かすためWebフォントが用いられるようだ。
一方、利用経験がない人に、「Webフォントを使用しない理由」を聞くと、「月額利用料がかかる」54.9%、「表示が遅い」28.8%が特に多く、その他では「使い慣れないから」「内容を知らない」「知識なし」といった意見があがった。近年はサーバーの基本サービス内にWebフォントが含まれているようなプランもあるが、“月額利用料を払ってデザインを維持する”という仕組みに抵抗を感じる人が、まだまだ一定数存在するようだ。
調査概要
- 【調査対象】ビジネスでWebサイト制作に携わったことがある人
- 【調査方法】インターネット上でのアンケート調査
- 【調査期間】2021年3月23日
- 【有効回答数】221名
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