スマホ依存、年齢層によって自覚していない可能性? 「かなり依存している」の回答に大きな差【MMD研調べ】

スマホよりも財布のほうが「紛失したら困る」との意見。歩きスマホは9割が危険と認識。

MMD研究所は、「2021年スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」の結果を発表した。スマートフォンを所有する15歳~69歳男女563人が回答している。

スマホ依存:17.6%が「かなり依存している」と回答、女性10代は29.8%まで上昇

まず「スマホに依存しているか」と聞くと、今回は「かなり依存している」17.6%、「やや依存している」54.7%で、計73.3%がスマホ依存の自覚があった。

性年代別では、女性10代の「かなり依存している」が29.8%まで上昇している。逆に男性の50代は2.2%と極端に低い。女性50代は「依存していない」が34.8%ともっとも高いなど、実態や認識にかなりの食い違いがありそうだ。

そこで具体的に、スマホ依存の状態を12項目あげ、どれが当てはまるかを聞くと、「ちょっとした待ち時間にスマホをいじる」60.0%、「寝るとき、スマホを枕元に置いて寝る」56.0%、「情報収集源のほとんどがスマホ」44.4%が上位だった。こういった状態に陥っていても、本人に自覚がないケースも考えられる。

なお、財布とスマホとで「紛失して困るのはどちらか」と聞くと、ここ数年じわじわとスマホが上昇しており、今回は「財布」54.5%、「スマートフォン」45.5%だった。年代別では、10代・20代はスマホのほうが上回る。これは高齢者ほど、クレカや免許証も財布に入れている人が多いためと考えられる。「スマートフォンを紛失して困る理由」については、「個人情報が入っているから」67.2%が最多だった。

歩きスマホ:93.4%が危険行為と認識、7割以上が規制が必要と感じている

次に「歩きスマホ」への感想を聞くと、「危ないと思う」69.6%、「やや危ないと思う」23.8%と、計93.4%が危険性を認識している。実際に歩きスマホをしている相手が原因でぶつかった・怪我をした経験については、11.0%が「経験あり」と回答している。

逆に、自分が歩きスマホをしていて、ぶつかったり怪我したりした経験の有無を聞くと、「物にぶつかった」16.6%、「人にぶつかった」8.4%、「転んだ」3.9%が上位だった(歩きスマホをしたことがある415人が回答)。階段さらには駅のホームに落ちたという人も少数ながら存在する。

「歩きスマホの規制の必要性」を聞くと、ほぼ前年と同じ73.0%が「必要があると思う」と回答している。具体的な規制内容については、「規制する法律があったらいい(道路交通法など)」58.6%、「罰金があった方がいい」45.3%、「警察から注意をした方がいい」35.8%が上位だった。

調査概要

  • 【調査対象】スマートフォンを所有する15歳~69歳の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年10月5日
  • 【有効回答数】563人
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