アドビがメタバースとストリーミングメディアに対応した次世代分析ソリューションを発表

アクセス解析「Adobe Analytics」、カスタマージャーニーの全データとインサイトを集約

米国Adobe(アドビ)の日本法人、アドビは、米国本社がメタバース(仮想空間)とストリーミングメディアに対応した次世代分析ソリューションを6月14日(米国時間)に発表した、と6月15日公表した。アクセス解析ツール「Adobe Analytics」などの新サービスで、カスタマージャーニーの全てのデータとインサイトをワークスペース上に集約できる。

Adobe Analyticsのメタバース対応によって、メタバース上の3Dオブジェクトや没入型体験のエンゲージメント回数といった特定のイベントを測定・分析すると同時に、複数のメタバースでのインタラクションの収集が可能になる。データをウェブサイト、モバイルアプリなど他のインサイトと組み合わせることで、変化する消費者の好みが分かる。

ストリーミングメディアについては、クロスチャネルのデータ分析アプリケーション「Adobe Customer Journey Analytics」に、カスタマージャーニー全体の中でストリーミングコンテンツの役割を把握する機能を加える。任意のデジタルメディアの消費をSNS、ウェブサイト、オフラインなど他のチャネルでのエンゲージメントに関連付けられる。

さらにアドビは、メタバースとストリーミングメディアへの対応に併せ、Adobe Analyticsへのシームレスなデータ移行サービスも始める。GDPR(EU一般データ保護規則)、CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)といった規制に準拠しながら、他の分析ソリューションから移せる。Adobe Analyticsの導入企業が増える中、移行を容易にする。

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