実はインフルエンサーの4割が「ステマ」を依頼されていた【リデル調べ】

依頼されたステマを引き受けた人は44.7%、6割超が「悪いとは知らなかった」と言い訳。

LIDDELL(リデル)は、「ステルスマーケティング」に関する調査結果を発表した。同社のLIDDELL INFLUENCER WORKSPACE(LIW)に登録している現役インフルエンサー300人から回答を得ている。

ステルスマーケティング(ステマ)は、宣伝・広告であることを隠して、一般のクチコミなどを装い商品を宣伝するような行為を指す。

ステマと知りつつ依頼された半数近くが受領

まず現役インフルエンサー300人に「ステルスマーケティング(ステマ)を知っているか」を聞くと、「知っている」としたのは94.7%と、ほとんどのインフルエンサーが認知していた。そして「ステマを依頼されたことがあるか」と聞くと、41.0%が「はい」と回答した。「いいえ」は54.0%で「覚えていない」5.0%も存在した。

ステマを依頼されたことのある41.0%(123人)に「その依頼をどうしたか」を聞くと、「すべて受けた」2.4%、「一部を受けた」42.3%と、半数近くが依頼を受領していた。

依頼を受けた人たち(55人)に、「なぜ依頼を受けたか」と聞くと、「ステマに対する理解が低かった(ステマを知らなかった)」63.6%が最多で、現在では罪の意識を持っているような印象を受ける。一方で「広告であることを条件に報酬が貰える」30.9%と、割り切っているインフルエンサーも多い。

逆に依頼を受けなかった人たち(61人)に「なぜ依頼を受けなかったか」を聞くと、「フォロワーの信頼を失うから」77.0%がとくに多いが、「ステマが悪いものだと思っているから」68.9%、「ステマを行うと自分のブランドを傷つけるから」60.7%も多く、ステマの危険性を熟知しているインフルエンサーが多かった。また「法律違反だから」と、明確に脱法行為だと認識しているインフルエンサーも49.2%存在した。

調査概要

  • 【調査対象】インフルエンサーとして収入を得ている、LIDDELL INFLUENCER WORKSPACE(LIW)に登録するインフルエンサー(30,000人)
  • 【調査方法】オンライン
  • 【調査時期】2022年8月17日~19日
  • 【有効回答数】300人
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