Z世代は売る前提で買っている? 約2人に1人が「自らの持ち物は現金化しやすい」と回答【メルカリ調べ】
Z世代は「消耗品であっても資産としてみる」傾向が強い?
2023/8/15 7:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
メルカリは、「世代別の消費行動・資産認識」に関する調査を実施した。18歳から69歳の1,030名を対象に、フリマアプリの利用傾向や資産認識などを調べている。
フリマアプリ利用率は56.6%、若い世代ほど高い傾向
まず、フリマアプリの利用経験について聞くと、全体では合計56.6%が「フリマアプリを利用したことがある」と回答した。世代別で見ると、Z世代は64.1%、ミレニアル世代は60.2%、バブル世代は51.6%と、若い年代ほど利用経験者が多い傾向だった。
新品購入時にリセールバリューを考えることがあるかを聞くと、よくある・たまにあるを合計して52.4%の人が「ある」と回答した。
※リセールバリュー:取得した資産を売却するときの価値。
フリマアプリに出品する理由としては、全体では「使わなくなったので、欲しいと思う人に使ってもらいたいから」が1位に。一方で、Z世代は「売ったお金で欲しいモノを購入するため」「日々の生活費を補填するため」など売却益を目的とした回答が多かった。
Z世代が売る前提で買うのは「アパレル」「推し活関連商品」
自らの持ち物は手軽に売買ができ、現金化しやすいと思うかを聞くと、Z世代では合計で51.5%が「そう思う」と回答しており、バブル世代の約2.8倍となった。
持ち物を売る前提で、売る前に欲しいモノを購入することがあるかを聞くと、Z世代では合計42.7%が「ある」と回答し、他世代とは大きな差をつけた。
「売ってから買う」または「持ち物を売る想定で、売る前に買う」モノとしては、Z世代では「アパレル」と「推し活関連商品」が28.1%で同率1位となった。
資産としてみている保有物について、Z世代とそれ以外で比較すると、Z世代は特に「暗号資産」「アクセサリー」「靴・スニーカー」が他世代よりも多い傾向だった。
調査概要
- 【調査時期】2023年7月11日~2023年7月12日
- 【調査方法】インターネット調査/慶應義塾大学 商学部 山本 晶教授監修
- 【調査対象】全国、18〜69歳、男女1,030名
- 【留意事項】本リリースに記載されている各世代の年齢構成は以下のように定義。
・Z世代 18〜24歳(103名)
・ミレニアル世代 28歳〜43歳(327名)
・バブル世代 54〜58歳(97名)
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