Z世代は売る前提で買っている? 約2人に1人が「自らの持ち物は現金化しやすい」と回答【メルカリ調べ】

Z世代は「消耗品であっても資産としてみる」傾向が強い?

メルカリは、「世代別の消費行動・資産認識」に関する調査を実施した。18歳から69歳の1,030名を対象に、フリマアプリの利用傾向や資産認識などを調べている。

フリマアプリ利用率は56.6%、若い世代ほど高い傾向

フリマアプリ利用率

まず、フリマアプリの利用経験について聞くと、全体では合計56.6%が「フリマアプリを利用したことがある」と回答した。世代別で見ると、Z世代は64.1%、ミレニアル世代は60.2%、バブル世代は51.6%と、若い年代ほど利用経験者が多い傾向だった。

新品購入時にリセールバリューを考えるか

新品購入時にリセールバリューを考えることがあるかを聞くと、よくある・たまにあるを合計して52.4%の人が「ある」と回答した。

※リセールバリュー:取得した資産を売却するときの価値。
フリマアプリに出品する理由(複数回答)

フリマアプリに出品する理由としては、全体では「使わなくなったので、欲しいと思う人に使ってもらいたいから」が1位に。一方で、Z世代は「売ったお金で欲しいモノを購入するため」「日々の生活費を補填するため」など売却益を目的とした回答が多かった。

Z世代が売る前提で買うのは「アパレル」「推し活関連商品」

自らの持ち物は現金化しやすいと思うか

自らの持ち物は手軽に売買ができ、現金化しやすいと思うかを聞くと、Z世代では合計で51.5%が「そう思う」と回答しており、バブル世代の約2.8倍となった。

保有しているモノを売れば欲しいモノが買えるという想定で、売る前に欲しいモノを購入することがあるか

持ち物を売る前提で、売る前に欲しいモノを購入することがあるかを聞くと、Z世代では合計42.7%が「ある」と回答し、他世代とは大きな差をつけた。

「売ってから買う」または「持ち物を売る想定で、売る前に買う」モノ(複数回答)

「売ってから買う」または「持ち物を売る想定で、売る前に買う」モノとしては、Z世代では「アパレル」と「推し活関連商品」が28.1%で同率1位となった。

保有・利用していることを想定した上で、資産としても認識できるモノ(複数回答)

資産としてみている保有物について、Z世代とそれ以外で比較すると、Z世代は特に「暗号資産」「アクセサリー」「靴・スニーカー」が他世代よりも多い傾向だった。

調査概要

  • 【調査時期】2023年7月11日~2023年7月12日
  • 【調査方法】インターネット調査/慶應義塾大学 商学部 山本 晶教授監修
  • 【調査対象】全国、18〜69歳、男女1,030名
  • 【留意事項】本リリースに記載されている各世代の年齢構成は以下のように定義。
    ・Z世代 18〜24歳(103名)
    ・ミレニアル世代 28歳〜43歳(327名)
    ・バブル世代 54〜58歳(97名)
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