クレカ「メルカード」が提供開始から約9カ月で発行枚数150万枚、年間200万枚ペース

3人に1人が「メルカード・メルペイスマート払い」で「メルカリ」の売上金を利用

フリマアプリ「メルカリ」を展開するメルカリの子会社で決済サービス事業のメルペイは、クレジットカード「メルカード」の発行枚数が150万枚を超えた、と9月7日に発表した。メルカリの利用実績で限度額が決まり、アプリで利用と管理が完結するクレカの提供を2022年11月8日から始め、全顧客が申し込み可能になった12月1日から約9カ月で達成した。クレカ発行で年間200万枚ペースは国内トップレベルの水準(8月27日時点)。

メルカリの売上金を支払いに充てることができる機能の利用実績を調べると、3人に1人(約34.2%)が「メルカード・メルペイスマート払い」の支払いに売上金を利用し、23年3月の前回調査と比べて1.6倍に増えた。メルカード利用者の82.7%がメルカリ内で出品経験があり、メルカリの非利用者(61.2%)と比較して約21.5ポイント高いことから、メルカードの保有でメルカリ利用が活発化するシナジー効果がうかがえる。

メルカードは利用した日から翌月末日まで好きなタイミングで支払うことができ、個別に利用分を選んで先に払う「まえもって支払う」機能をZ世代(1995年4月1日から2006年3月1日生まれ)の28.6%が利用。他世代は22.4%にとどまる。調査でZ世代は上の世代と比べ、プレゼントやデリバリーも含めて「想定外」を失敗やストレスと捉える傾向で、クレカ利用でZ世代の半数以上が「リアルタイムに利用を把握したい」と回答している。

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