新入社員の早期離職、最も多い理由は「労働環境の悪さ」。若手が悩みを相談しやすい上司像とは?【リクルートMS調べ】
リクルートマネジメントソリューションズは、「新人・若手の早期離職に関する実態調査」を実施した。早期退職の理由や仕事の価値観などについて、入社1~3年目の正社員435名と新入社員の育成担当者・上司915名を対象に調べている。
若手社員の約6割が「辞めたい」と思ったことがある?
まず、入社1~3年目の正社員の退職経験を聞くと、過去3年以内に自己都合で退職をしたことがある人は17.5%だった。
退職理由としては「労働環境・条件がよくない(労働時間、休日のとりやすさなど)」が25.0%で最多に。ついで「給与水準に満足できない」となった。
また、過去3年に自己都合退職したことがない若手社員に対し、これまでに会社を辞めたいと思ったことがあるかを聞くと、58.8%の人が「ある」と回答した。
辞めたいと思った理由としては、「仕事にやりがい・意義を感じない」が27.0%で最も多かった。2位以下は「給与水準が満足できない」「自分のやりたい仕事ができない」と続いた。
悩みを話しやすい先輩は「仕事ができてアドバイスが的確な人」
仕事において労力をかけて得たいものを聞くと、「プライベートの時間が確保できる、さらに充実させる」 が24.4%、「高い収入を得る」が23.0%となった。
入社後1年目の壁について聞くと、「仕事に正解がなく、どうすればよいか分からないことが多かった」が27.1%で最も多く、ついで「与えられた仕事の意味ややりがいが感じられず、やる気が出なかった」が21.1%となった。
悩みを話しやすい上司・先輩像について聞くと、「仕事ができて的確なアドバイスがもらえそうな人」が30.3%でトップに。「普段から自分の人間性や価値観を認めてくれていると感じる人」「押し付けがましくなく、自分の話や気持ちを受け止めてくれると感じる人」など信頼感を求めている傾向も見られた。
調査概要
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2023年3月
- 【調査対象1 新人・若手】
・社会人1~3年目(大学・大学院卒のみ)、一般企業・公務員・教職員・非営利団体の正社員・正職員として勤務する者
・有効回答数:435名 - 【調査対象2 新入社員の育成担当者・上司】
・直近3年以内に新入社員(正社員)の育成担当者および上司になったことがある人、一般企業・公務員・教職員・非営利団体の正社員・正職員として勤務する者
・有効回答数:915名
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