新卒入社から3年経った若手社員、転職したい理由1位は「年収」。でも転職していない理由1位は?【アデコ調べ】
実はヤバい? 新卒入社から3年たった若手「退職考えたことがある」は8割超!
2023/9/26 8:10 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
Adecco Group日本法人のアデコは、「若手社員の離職」に関する調査結果を発表した。新卒入社後3年が経ち4年目を迎えた日本全国の若手社員600人が回答している。
今後、退職や転職を検討する要因1位は「年収のダウンや伸び悩み」
まず「これまでに退職や転職を考えたことがありますか?」と聞くと、「真剣に考えたことがある」34.7%、「なんとなく考えたことがある」47.2%で、8割以上が考えたことがあるとした。なお日本では、新規大卒就職者の就職後3年以内の離職率が3割前後で推移しているという。
その理由については「年収が少ない」47.5%が最多で突出。一方「退職や転職をしないで、現在の勤務先に残ることを選んだ理由は何ですか?」と聞くと、「有休が取りやすい」28.1%が最多だが、「次の仕事が見つからなさそうだから」25.7%、「同期や同僚との関係がよいから」23.8%も多い。
「今後、退職や転職を検討する要因になるもの」を複数回答で聞くと、「年収のダウンや伸び悩み」44.3%が最多で、「人間関係の悪化」36.3%、「ライフイベント」33.0%を上回った。
あらためて若手社員全体に「あなたには、キャリアビジョン(仕事における目標や将来のありたい姿)がありますか?」と聞くと、「ある」は59.3。それら356人に「現在の勤務先で、あなたのキャリアビジョンを実現できると思いますか?」と聞くと、「思う」は62.9%で「思わない」が4割近く存在する。
「キャリアビジョンを実現できると思わない」と回答した132人に、「キャリアビジョンを実現できないと思う理由」を聞くと、「昇進・昇格が難しい」34.1%が最多であることが判明した。
調査概要
- 【調査対象】2020年4月に新卒として入社し、その企業での勤務が4年目を迎えた日本全国の若手社員
- 【調査方法】インターネット調査(調査実施会社:楽天インサイト)
- 【調査時期】2023年4月27日~5月12日
- 【有効回答数】600人(男性:300人、女性:300人)
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