FigmaがAIを活用したデザインツールの新製品や大幅な機能拡張を「Config 2025」で発表

従来のデザインツールから製品開発全体を支える総合的なプラットフォームへと進化

デザインプラットフォーム事業の米国Figma(フィグマ)は、デザインや制作機能を提供する新製品「Figma Sites」「Figma Make」「Figma Draw」「Figma Buzz」をサンフランシスコで開催した年次カンファレンス「Config 2025」で発表し、日本法人のFigma Japanが日本語訳を5月9日公表した。AI(人工知能)を活用したコード生成ツール等で、従来のデザインツールから製品開発全体を支える総合的なプラットフォームへと進化した。

2025年「Config」でFigmaがデザイン領域を大幅に拡張、プラットフォームを新たなユーザー層へ

Figma Sitesはデザイナーが動的なWebサイトを構築・公開でき、コードとAIを活用した無制限なインタラクション(相互作用)とカスタマイズが特徴。Figma MakeはAIを活用してプロンプト(指示文)からコードへ変換するツールで、文章による説明や既存のデザインからプロトタイプやアプリに変換する。Figma Drawは「Figma Design」に搭載された強化されたベクター編集とイラスト機能を持つツールセットで、豊かな視覚表現が可能。

Figma Buzは、ブランドとマーケティングチーム向けの製品で、AI機能を備えてブランドの一貫性を保ちながら大規模にビジュアルアセットを作成する。さらにデザインにシームレスに適応するレスポンシブレイアウトを作成する新機能の「Grid」や、高度な画像生成と編集機能、コンテキスト(文脈)ヒントによるワークフローを加速するための自動提案機能など新しいAI機能の提供も発表した。これらは数週間以内に順次提供が開始される。

サンフランシスコで開催された年次カンファレンス「Config 2025」
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

MSNbot
MSNbotは、Microsoft社が用いていたクローラー(ロボット)の一種。同 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]