レンタルサーバー導入&活用事例

柔軟性の高いVPSサービスで成長に合わせステップアップ/株式会社ブープラン+デジタルワン

レンタルサーバー導入&活用事例

株式会社ブープラン+デジタルワン

野本 幹彦(フリーライター)

柔軟性の高いVPSサービスで
成長に合わせたステップアップを図れる

ウェブサイトの基本的な情報や利用サービスに関する情報は記事の末尾を参照。

数回の乗り換えを経験しサーバー1番に出会う

株式会社ブープラン
代表取締役 幸田 富美子氏

ブープランは、ウェブサイト制作を中心に開発・運用・保守を行っている会社だ。会社設立の経緯とサービス内容について、代表取締役の幸田富美子氏に伺った。

「私はニューヨークの芸術大学「パーソンズ・スクール・オブ・デザイン」を卒業後、現地の会社に就職して企業ウェブサイトの制作に携わっていたのですが、大学時代の仲間とフリーランスのデザインチームとして活動を始めたのがブープランをつくったきっかけです。日本に帰国してから会社を設立しました。以前の仕事では雑誌などのグラフィックデザインとウェブデザインの両方をやっていましたが、時代とともにウェブの需要が増えてきたので、自然と事業の中心もウェブに移ってきています」

独立してすぐにレンタルサーバーを利用し始めた幸田氏だが、なかなか良いサービスに巡り会えず、多くのサービスを転々としてきた経験を持っているという。

「最初は、米国の取引先のレンタルサーバー事業者を利用していました。しかし、当時利用していた海外の事業者には問題が多く、お客様からホームページが見られないといった苦情が出るような状態でした。その後は米国を含め、何社かの安価なサーバーに乗り換えたのですが、サポートにつながらないなど不具合が多く、やはり安いだけではダメなんだと痛感しました」

そんな中、2007年5月から新たにサービスを開始したデジタルワンのVPSサービス「サーバー1番」を利用することに決めたブープランだが、どのような考え方でサーバー1番を選択したのだろうか。システムの開発やサーバー周りを担当している大山氏に経緯を伺った。

「お客様の要望に応えていく中で、Movable Typeを使いたいという要望やデータベースをもっと有効に利用したいという要望が増えてくるようになりました。最近は、エンドユーザーの要求がレンタルサーバー事業者の考えるサービスを超えてきていると感じています。エンドユーザーはサーバーの負荷を意識せずサービスを使っていますが、事業者は結構目一杯な状態になっているのではないでしょうか。最適なサーバーをこういった中で探すのは大変なのですが、共有サーバーでは無理があり、専用サーバーはコストの問題があります。そんな中、デジタルワンの『サーバー1番』を知り、利用することにしました」

コスト面のメリットと信頼できるサポート体制

十分なスペックを求めたいのであれば、高機能な専用サーバーを利用するのが一番だが、専用サーバーでなくVPSを選択したのは「コスト面のメリットが高いから」だと大山氏は言う。では、多くの事業者がVPSサービスを始めている中で、なぜデジタルワンを採用したのだろうか。

「これまでいくつかの事業者を利用してきましたが、現場の我々にとっては、お客様の見えない部分でどれだけ密にサーバー事業者とやり取りできるか、どれだけこちら側に立ってわがままを聞いてくれるかが非常に重要となってきます。その点、デジタルワンは営業の方と実際にお話したところ、細かな部分まで明確にご回答いただけたので、信頼できる事業者だと判断しました」

大山氏がこれまで利用した事業者に抱いている不信感はサポートと技術力によるものが大きく、今回はサポート面と技術面を契約前から重視していたようだ。

「たとえば、サポートに電話してもオペレーターの方に技術的な知識がないので話が進まないことがよくあります。こういった悩みは、我々のような技術畑の人は大なり小なり感じているところだと思います。その場で判断できずに折り返す、ということになると、仕事が進まないわけです。最近ではお客様もどんどん技術的な知識を身に付けている中で、技術的な知識のない人をサポート窓口に置いている事業者は信頼できないと感じてしまいます。デジタルワンとは、別のお仕事で以前から付き合いがありましたし、レンタルサーバーを契約するに当たってお話ししたところ非常に技術力の高い会社だと感じました。実際に使い始めて、何度かサポートに電話したこともあります。どちらかと言うと自分はぶっきらぼうなのですが、非常に対応が良いと感じています」

会社の成長や顧客の要望に合わせ自由にスペックを拡張

コスト面やサポート面以外にも、ブープランがサーバー1番を選択した最大の理由は柔軟度の高いVPSサービスであると大山氏は話してくれた。

「最も決め手となったのは、VPSのスペックを上げていける点です。最初は、価格帯の低いVPSを使い、扱うサイトの数が増えてきたら必要な分だけスペックを上げられ、最終的には専用サーバーとして利用することも可能であるという説明をしていただきました。会社の成長に合わせて投資していけるのは非常に助かります」

また、幸田氏も「できるだけ乗り換えなどはしたくない、というのが本音ですから、これからインターネットで事業を始めようと考えている人でも、最初は低コストで開始して移転作業なしにステップアップできるのは助かるのではないでしょうか。価格もスペックからすると低価格だと思っています」と続ける。これまでの経験から、乗り換えのコストや手間に悩まされてきたことがサーバー1番で解消されることを期待しているようだ。

「事業者としては仕方のないところではあるのでしょうけど、容量やアクセスがいっぱいになって上位のサービスに変えるように促されても、初期費用を請求され、移転作業は自分たちでやり、IPアドレスも変わってしまうというケースがほとんどです。その点、必要なスペックに簡単にアップでき、移転が必要でも事業者側でやってもらえて、IPアドレスも変わらないサーバー1番のVPSサービスは優れていると思います」(大山氏)

また、ウェブサイト制作を続ける上でも、このようなVPSの存在は役に立つはずだと大山氏は言う。

「今後はお客様の要望に合わせて、緊急でキャンペーンサイトを立ち上げなければならない場合や、一定期間だけスペックを増強しなければならない場合も出てくるはずです。これまでサーバーに関わる仕事をやってきて、こういった緊急の対応にお応えできないというのが営業的にもマイナスの部分でした。サーバー1番のVPSであれば、そのような場合にも柔軟に対応して必要なリソースを確保できるわけですから、非常に心強いですよね。実際にはこれからですが、依頼すればすぐにサーバーの用意やスペックの増強を行ってくれるというお話は営業の方から聞いているので安心です」

まだ利用し始めて半年にも満たないが、大山氏は非常に使いやすい印象を受けているようだ。

「VPSでありながら、かなり専用サーバーに近い権限を与えられているので、基本的な管理の部分に触れられ、ある程度までは自分たちで設定・管理できるので煩わしさがありません。知識のある人なら、自分たちでやってしまった方が手っ取り早い設定・管理も多いので、その点は助かりますね。メールの設定などはお客様にお任せする場合が多いのですが、コントロールパネルとして採用されているPLESKの評判も良く、操作しやすいと言われています。

サーバー周りの管理は私が担当していますが、本来は開発などの自分の仕事に集中したいというのが本音ですし、多くの技術担当者の願いだと思います。これらの部分はデジタルワンに任せていけるので、負荷も非常に軽減されてきていますね。その意味では、パートナーとして付き合っていけるサービスだと思います」

最後に、今後のサービス展開について幸田氏に伺った。

「我々の目指すサービスは、デザインだけが良いだけウェブページではなく、訪問者が使いやすく、サイトの目的を達成しやすいウェブページで、なおかつデザイン面でも優れているというものです。そのため、デザイン面の制作はもちろん、開発からコンサルティング、運用も含めたサービスを提供していきたいと思います」

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株式会社ブープラン

株式会社ブープラン
http://www.booplan.com/
  • 設立:2003年4月9日
  • 本社所在地:東京都目黒区青葉台1-16-7 朝日橋ビル3F
  • 事業内容:ウェブサイトの企画・制作やソリューションの提案。CIの企画・提案、印刷物・広告物の制作など
  • URL:http://www.booplan.com/

レンタルサーバー利用概要

  • 利用サービス:サーバー1番の仮想専用サーバー「FVS」スタンダードFVSプラン
  • URL:http://www.server1ban.jp/
  • 利用内容:ウェブサイト制作会社として顧客向けにインフラを提供

株式会社ブープランが選んだレンタルサーバーサービス

デジタルワン
http://www.server1ban.jp/

デジタルワンが提供する「サーバー1番」は、法人向けのレンタルサーバーサービス。仮想専用サーバー「FVS」は、月額5,250円から利用でき、サーバーを断線させることなく、制作段階、リリース、拡張段階などのフェーズに合わせてスペックを自由に拡張できる。最新設備を誇る国内データセンターは、厳重なセキュリティと保守運用体制を有する、サポートも緊急時の24時間対応の体制を取り安心のサービスを提供する。

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