短期間に被リンクが大量に増えるとペナルティ? など10記事(海外&国内SEO情報)
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- ページが消えたらそのページのリンクから来るPageRankも消えるのか?
(YouTube - Google Webmaster Central Channel)リンク元のWebサイトが運用を止めたり閉鎖したりして消滅してバックリンクを失った場合、グーグルはそのページから与えられていたPageRankも取り去ってしまうのか?このような質問にグーグルのマット・カッツ氏がビデオで回答した。
一言で言えば「YES」だ。たとえばジオシティーズがサービスを停止したら、そこからのPageRankはなくなる。
PageRankは言ってみればネットサーファーがリンクをたどってウェブ上をランダムに動くモデルなんだが、ページがなくなったのにPageRankの流れだけが残っているのはおかしいだろう? それに、SEOスパムの抜け穴になる可能性もある。
歴代のリンクの流れを記録していくというやり方もおもしろいとは思うが、現状では僕たちはウェブの最新の状態をクロールして反映させるようにしている。だから、存在しなくなったジオシティーズからのリンクは将来にわたっても評価され続けることはないと思ってほしい。
- HTMLコードでのリンク指定は相対指定? それとも絶対指定?
(WebmasterWorld)HTMLのaタグで内部リンクを指定するときは、次の3種類の書式でURLを記述できる。
- 相対パス(例:<a href="page.html">)
- 絶対パス(例:<a href="/page.html">)
- 完全URL(例:<a href="http://www.example.com/page.html">
どの記述方式がいちばんよいのだろう? 検索順位に関わるかどうかで言えば、どれも同じで差異はない。だがその他の点ではメリット・デメリットがある。
相対パス
文字数が少なくて済むのでリンクの数が多いページではファイルサイズが小さくなる(ごく僅かではあるだろうが)。またローカルPCでもリンクが機能する。しかし、ファイルやフォルダの場所を変えるとリンク切れが発生する。第三者にサイトを丸ごとをコピーされて別のサーバーに置かれても、そちらのサーバーの内部リンクとしてそのまま機能するため盗用が簡単。絶対パス
文字数は深い階層だと長くなる。ルートディレクトリからのパスを指定するので、ファイルの場所を移動してもリンク切れしない。また全体の階層構造における位置を把握しやすい。ただし盗用しても修正が不要。完全URL
記述は3つのなかでいちばん長くなる。ファイルを移動してもリンク切れは発生しない。もし第三者にコピーされてもリンクを修正しなければ、今度は外部リンクとして自分のサイトへ入ってくるリンクになる。リファラーをたどれば盗用サイトを発見できるかもしれない。
好みや何に利点を置くかで判断が分かれるだろう。ちなみに筆者は完全URLを使うことが多い。
- 検索エンジン向けに最適化したURLとは?
(Search Engine Guide Blog)検索エンジンに優しい、言い換えればSEO向けURLの設定方法を解説した記事。ポイントをかいつまんで補足も入れつつ説明する。
短くする
ユーザーが認識しやすいように短くする。長いURLはクリック率が落ちるというデータもある。キーワードを入れる
無理して日本語ドメイン名や日本語のディレクトリ・ファイルを使うことはないが、英数字であってもコンテンツを想起させるURLが好ましいだろう。ランキングに与える影響がほんの少しくらいはあるかもしれない。正規化
wwwあり・なし、index.htmlあり・なしの正規化を行う。ルートディレクトリだけではなく、サブディレクトリでも同じこと。これらの正規化については、このコーナーで過去に何度も取り上げてきた。rel="canonical"
複製コンテンツが発生しそうなページにはrel="canonical"タグを記述しておく。ただしほぼ完全にサポートしているのはグーグルだけのようだ。リンク切れ
Xenu Link Sleuthなどのリンクチェックツールを使って、リンク切れが発生していないか1か月に1度くらいチェックする。リンク切れはユーザーに対してとても不親切である。404エラー
ページが存在せず404エラーが発生しているときは次の3つのいずれかで対応する。- アクセスが多いページは、内容が近いページに301リダイレクトする。ユーザーにとっても親切だし、消えたページのバックリンクなどが引き継げる。
- どこからリンクが張られているか調べて、リンク元のサイトの管理者にコンタクトを取り修正してもらう。
- カスタム404エラーページを提供する。Web担のようにユーザーにページがないことを説明し、次にとれるアクションを案内するといいだろう。
- Bingのスパム対抗策
(Bing Community Webmaster Blog)Bingはウェブスパムを「ページレベル」と「リンクレベル」の2つに分類しているとのことだ。
ページレベルのスパム
ページ内部を操作して検索エンジンをだましページのランクを上げようとする不正な行為である。隠しテキストやキーワードの詰め込みなどが該当すると考えられる。リンクレベルのスパム
同じようにランクを上げるために作為的にリンクを集める行為だ。自作自演リンクや過度な相互リンク、購入リンクが該当するだろう。
このような不正が発見された場合は、意図的に順位を下げるところから、永久にインデックスから削除するところまで、不正の度合いに応じたアクションを起こすとしている。
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