SEO Japanの掲載記事からピックアップ
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
- あなたは業者からリンクを購入する派? 購入しない派?
(Search Engine Roundtable)Search Engine Roundtableが読者を対象にリンクを買うか買わないかのアンケートをとり、その結果を発表した。次のようになっている。
- 自分のサイト用に業者からリンクを買う:48%
- 業者からはリンクを買わない:45%
- 競合サイトにダメージを与えるためなら買う:5%
- その他:2%
買う派・買わない派がだいたい半々に別れた。ちなみにSEMPO Japan(センポ・ジャパン)が今年5月に公開した『日本におけるSEM利用状況調査2009』では、リンクを購入している企業は25.9%、(リスクを承知の上で、あえて)有料リンク購入をする用意があると回答した企業は、56.7%であった(ただし有効回答数は108社)。
個人的には米国でも日本でも、リンク購入派の数字が思っていたよりも大きいと感じる。
- 効果的なランディングページを作る3つのTIPS
(HubSpot Inbound Internet Marketing blog)HubSpotブログがランディングページの効果を向上させるためのTIPSを3つ紹介しているので、要約して紹介する。
ランディングページのコンテンツは、直前のCall To Actionのメッセージとそろえる
購入や申し込み、登録など、ユーザーに起こしてほしい行動をするように呼びかけることを、英語で「Call To Action(CTA)」という。ユーザーは、CTAに書かれているメッセージを見て、その内容を期待してリンクをクリックする。だから、そこから飛ぶ先のランディングページの内容は、CTAの文言からユーザーが期待(想定)するものであるべきだ。見込み度の低い顧客を、だまし文言でコンバージョンの段階まで連れてくるのは適切ではない。たとえば、「無料サンプルをダウンロード」というCTAのリンク先ページは、あくまでも無料サンプルのダウンロードページであるべきであり、そこに購入用のフォームを置くべきではないのだ。
フォームの入力項目を減らす
フォームの入力項目はその段階で必要な項目だけに絞る。将来のためにリストを集めるのが目的なら必須なのは「名前」「電話番」「メールアドレス」「会社名」の4つである(筆者注:業種業態によって異なるであろう)。最大いくつまでという決まりはないからテストして調べてみるといい。得られる価値が大きいほど項目が多くなっても入力の指示に従う傾向にある。逆に言うと、初期の「ちょっと興味がある」レベルの人は、多くの入力項目があると離脱してしまう可能性が高いということだ。
変更しやすいページ構造にする
違った種類のテンプレートやレイアウトでテストしやすいようにページの構造を柔軟に変更できるようにしておく。
- 大手サイトのSEOはマネしちゃいけない
(Search Engine Journal)大手オンラインショップサイトで靴のディスカウント通販で有名なZappos(ザッポス)というサイトが米国にある。顧客対応のすばらしさでも有名で、靴屋なのにピザの宅配を頼まれたザッポスのオペレータが近くのピザ屋を調べてくれたという逸話があるほどだ。
そのザッポスのSEOに関わったアダム・オーデット氏が、7月19日と20日に米ロサンゼルスで開催されたブルーグラスというオンラインマーケティングのカンファレンスでスピーカとして登壇した際に、Q&Aで次のような質問が出た。
ザッポスのフッターにはリンクがたくさんあるが、あれはどういう狙いがあるのか?ザッポスのページには下部に巨大なフッターがあり、フッターというよりも、れっきとした1つのコンテンツに見えるほどだ(下図がすべてページフッターで、図では表示されていないがこの上にページのメインコンテンツがある)。
この質問に対してオーデット氏は次のように回答した。
ザッポスのフッターが良くないのは個人的に認める。ひどいという程ではないんだけど、マネする例としては使いたくない。ドメイン名のオーソリティが十分あって、他の面でSEOの評価を得ている(だから大量のリンクを並べた巨大なフッターでも大丈夫なんだ)同じセッションで登壇していたヴァネッサ・フォックスさん(元グーグル社員で現Search Engine Landのエディター)は、次のように続けた。
私も同じ意見です。100万ページもあるようなサイトでフッターにナビゲーションとしてのリンクを設置するのは、ユーザーにとって役立ちます。でもそれが検索エンジンのためだけに設置したのであって、ユーザーがクリックすることのないようなリンクだったら、検索エンジンにとっても価値はありません。ユーザーと検索エンジン、両方のためのリンクに目を向けるべきですね。SEOの施策のなかには、検索エンジンの評価が高い大きなサイトだからこそ実行可能なものもある。つまり、大手サイトのSEOをまねしてもうまくいかない場合もあるということだ。大手サイトが採用している施策であっても、客観的に見てユーザーためにならないと感じたら、取り入れるのは慎重になったほうがいいだろう。
- 昔やっちゃったダメなSEOをSEOmozのCEOが告白
(SEOmoz)過去に自分が犯した非常にダメなSEOを、SEOmozのランド・フィッシュキン氏が告白した。
相互リンクとrobots.txt/nofollowの組み合わせ
SEOmozとして正式にスタートする前のことだが、相互リンクのページで外部向けリンクからリンク価値が相手に流れないようにしたことがある。意味がなかったし、だましたウェブマスターの機嫌を直してもらうために結局もっと多くの余計なことまでしなければならなくなった。
クライアントの代わりにリンクを買った
クライアントの予算を使って有料リンクを購入した。しかしリンクに価値があったのか判断できなかったため良いアイデアではなかった。後にグーグルの社員から有料リンクは評価されていないと聞かされ、それどころかクライアントの順位を上げる妨げになっていたかもしれなかった。
h1タグにキーワードを入れるように勧めていた
h1タグにキーワードを入れてもほとんど何も効果がないことが、実験の結果、判明した。
XMLサイトマップを送信しないように進言していた
XMLサイトマップが登場したばかりの頃は、使わないように勧めていた(担当者がサイトの情報構造を認識できなくなるからという理由で)。しかし、現在はインデックス率を向上するのに効果があることが判明している。
- ヤフーとBingの統合テストが始まった
(Yahoo! Search Blog)米ヤフーは、ウェブ検索にマイクロソフト社のBingから検索結果を出すテストを始めたことを公式アナウンスした。同時に検索連動広告にはマイクロソフト社のAdCenterからの広告を表示する。米国でのトラフィックのうち最大25%に適用されるとのこと。
(米国のトラフィックが対象のはずなのだが)筆者の環境でも検索結果が同一になっているのを確認できた。
上記の画像は10件のページが表示されるもっともシンプルな検索結果だが、キーワードによっては地図やニュースが差し込まれることもある。このときのユーザーインターフェイスはBingと異なっていて、これまでと変わりないヤフー独自のものである。
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
グーグル日本がPay Per Post問題でペナルティとしてGoogleツールバーのPageRankを下げられた事件が過去にあった。今度はヘルプページをクローキングしたGoogle AdWordsがインデックス削除を受けていた。
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