国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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祝! ヤフー検索がついにグーグルへの移行完了か など10+1記事(海外&国内SEO情報)

ヤフー→グーグル化に関する話題を中心に、今週も濃いSEO情報をお届けする

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今週のピックアップ

  • 祝! ヤフー検索がついにグーグルへの移行完了か
    (SEMリサーチ)

    Yahoo! JAPANの、少なくともウェブ検索がグーグルへと完全に移行したようである。12月1日切り替え説が出回っていたが、1日早い11月30日に移行が完了していた可能性が高いようだ。SEMリサーチさんとサイバーエージェントSEO情報ブログさんがいち早く状況を報じている。

    この記事を書いている時点ではヤフーから公式・非公式を問わずコメントは出ていない。Yahoo!検索スタッフブログの公式ツイッターアカウントは、フォロワーからの問いに次のように返信している。

    アナウンスの旨、しかるべきタイミングで出せるよう担当者に申し伝えておきます

    とはいうものの、SEMリサーチさんの記事の追記によると、Yahoo!検索ヘルプなどヤフーサイト内の解説からも、旧検索エンジン「YST」に関する記載がなくなり、提携パートナー(@niftyなど)の検索もグーグル化しているとのこと。

    渡辺さんが書かれているように、

    ほぼ移行が完了していると考えられる

    というのが正しい状況のようだ。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • グーグル検索とは異なる“ヤフー独自の味付け”とは?
    (WEB in the morning)

    ヤフーがグーグルの検索システムを採用することになっても、ヤフーとグーグルで検索結果が完全に一致するわけではない。グーグルのパーソナライズはグーグルにしか影響しないし、ヤフーの検索結果だけに現れる情報も存在する。

    たとえば、こちらはSERPの最上段にヤフーのサービスを表示させている(Yahoo!カテゴリ、Yahoo!パートナー、Yahoo!縁結び)。

    「出会い」で検索

    こちらはSERPのなかにYahoo!ショッピングからの情報を挿入している。

    「ミネラルウォーター」で検索

    ヤフーの井上社長は、「ユーザーの要望に合わせた“味付け”を加えて独自サービスを展開することで、Googleとは引き続き競合していく」とコメントしたそうであるが、これらはその“独自の味付け”に含まれるのであろう。

  • 「グーグルでペナルティ」⇒「ヤフーでもペナルティ」
    (株式会社フルスピード公式SEOブログ)

    ヤフーのグーグル化にともなって注意しなければならないことの1つに「ペナルティの回避」がある。グーグルでペナルティを受けるということは、ヤフーの検索結果にも反映するはずだ。

    犯しがちなペナルティとして、テキストの画像置き換えが挙げられる。危険なタイプの画像置き換えとその代替手段を、日本でも最大手のSEO企業である株式会社フルスピードの公式ブログが説明している。

    このコーナーでもピックアップしたことがあるように、置き換えるテキストと画像が一致していても画像置き換えを使うことをグーグルは推奨していない。今問題がないようならそのままでも構わないだろうが、新しいページで画像置き換えを使うことには慎重になったほうがいいだろう。

    ちなみにフルスピードさんの公式ブログは立ち上がったばかりである。

    このブログはSEOの裏ワザや海外のSEOトレンドをメインに紹介するのではなく、
    『 できる限り実践で使えること 』
    『 サイト運営に役立つこと 』
    『 長く持続できる情報・対策であること 』
    をモットーに、
    気になる事案や、最新NEWS、クライアントからよく質問される内容などを、
    WEBマーケティング全体にまつわるお話で伝えられればと思っています。

    とのことで、今後の活躍を期待したい。

  • グーグルはどのようにアンカーテキストを評価しているか
    (いまどきのSEO対策を検証)

    グーグルで上位表示のカギを握るのは、リンクとアンカーテキストである。グーグルにはランキングにかかわるアルゴリズムが200個以上あるそうだが、リンクとアンカーテキストがとりわけ重要な要因になっていることは確かだ。

    SEOコンサルタントの2人がそれぞれ日本のグーグルにおけるリンクとアンカーテキスト評価の分析を述べている。自作自演系のリンクを中心に被リンク構築しているなら、一読しておくといいかもしれない。

  • ccTLDのサイトはウェブマスターツールで地域ターゲット設定できない
    (グーグル ウェブマスター セントラル 公式ヘルプフォーラム)

    グーグルウェブマスターツールでは「地域ターゲット」で対象となる国を設定できる。サイト管理者が対象となる国をグーグルに通知することで、サイトが対象としている国の情報をグーグルに伝えて適切に扱ってもらうためのものだ(指定しなければ自動的に判別される)。

    地域ターゲット

    ただし地域ターゲットを指定できるのは.comドメインや.netドメインのようなgTLDのサイトに限られる。.jpドメインや.ukドメインなど国に割り当てられたccTLDのサイトでは、ドメイン名に対応する国がターゲットとして自動的に指定され、変更できない。例外として、.tvドメイン(ツバル)や.coドメイン(コロンビア)のように本来はccTLDだが、gTLDのように利用されているドメイン名は地域ターゲットを設定できる。

用語集
CTA / Google Webmaster Central / Googlebot / HTML / PageRank / SEM / SEO / SERP / ccTLD / gTLD / metaタグ / robots.txt / アドワーズ / アンカーテキスト / インデックス / クリック率 / クロール / コンバージョン / コンバージョン率 / ドメイン名 / ユーザーエージェント / リンク / ロボット / 検索エンジン / 被リンク / 訪問

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