スパムリンクに対抗する最後の手段とは……
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スパムリンクに対抗する最後の手段とは……
ページもろとも削除 (Google Webmaster Help Forum)
第三者によるスパムリンクが張られていてどうやっても削除できないときは、そのリンクが張られているページを削除して404か410のHTTPステータスコードを返すようにすれば有効なリンクとして評価せず無視する。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏がウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムでコメントした。
スパムリンクの影響を受けなくなるとはいえ、ページを削除すればそのページヘはユーザーは当然アクセスできなくなるし、そのURLに対して張られていたナチュラルリンクも失うことになる。スパムリンクが間違いなく悪影響を及ぼしていることが確実なときに取る最終手段だともミューラー氏は念を押している。
グーグルのマット・カッツ氏は6月に米シアトルで開催されたSMXというカンファレンスで、警告の対象になっている不自然リンクが外せないときにもリンクを受けているページを削除することは有効だと言っていた(ページを削除したことは再審査リクエスト時に伝えるといいそうだ)。もちろんこの場合もサイト内のページを失うことになる。削除することを厭わないページにしか適用できないだろう。
ユーザー投稿でグーグルからペナルティ
リンクにはnofollowが付くようにする (SEO Braintrust)
ユーザーが作成したコンテンツによってグーグルにペナルティを受けたケースがあるようだ。原因はnofollowが付かないリンクにしていたことにあると思われる。
3つの例があったようで、そのうち2件ではユーザーが作ったプロフィールからのリンクが問題とされ、1件ではコメント欄からのリンクに問題があったと判断される。どちらも通常のリンク(nofollowなし)だった。リンク先ページを信用しない証になるnofollow属性が付いていればスパム判定されることはなかっただろう。
YouTubeのようなビデオ投稿サイトやYahoo!知恵袋のようなQ&Aサイトは、ユーザーがコンテンツを作ることができる代表的なUGC(User Generated Content)サイトだ。幅広く言えばブログのコメントもUGCと言える。UGCの仕組みでは、サイトのユーザーにコンテンツを次々と作成してもらえるメリットがある反面、nofollowリンクに限らずきちんと監視しておかないと問題を引き起こすこともあるので、注意したい。
独自の価値を打ち出さないサイトはNG
そこでしか得られない情報を提供することが大切 (Google Webmaster Help Forum)
ある日を境にグーグル検索からのトラフィックがそれまでの2分の1から3分の1くらいにまで著しく落ち込んだサイト管理者がアドバイスを求めて英語版のウェブマスター向けヘルプフォーラムに投稿した。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏は、次のように推測している。
特に問題となるようなところは見当たらないが、独自の価値がないことが原因でアルゴリズムが評価を下げたのではないだろうか。
このサイトはアイスホッケーのデータベースを集めたサイトで、統計情報を掲載しているだけだ。サイト独自のオリジナルなコンテンツは皆無である。
このサイトはデータベース参照用のサイトでありユーザーもデータだけを求めていると投稿者は主張しているのだが、データだけであればこのサイトを上位に出す決め手に欠けるということだろう。マット・カッツ氏も言っているように、ユーザーも検索エンジンも求めているのはそこでしか得られない付加価値のある情報なのである。
ディレクトリごとに違うエラーページを表示できるのか
簡単にできる (WebmasterWorld)
次の質問がWebmasterWorldに投稿された。
ユーザーがアクセスしたディレクトリごとに異なる410エラーページを表示したいのだが可能だろうか?
Apache系サーバーなら簡単だ。エラーページはディレクトリ単位で指定できる。表示させたいエラーページのパスをErrorDocumentに指定した.htaccessファイルを、それぞれのディレクトリに置いておけばいい。
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