被リンクを獲得するための12個のコツ
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被リンクを獲得するための12個のコツ
ロンドン発のリンクビルディング手法 (Koozai)
「LinkLove」というSEOカンファレンスが、英ロンドンで開催された。このイベントは名前が示すとおり「リンクビルディング(被リンク獲得)」に焦点を当てたもの。
セッションで出てきた有用な100以上の情報を紹介しているKoozaiの記事から、厳選した12個を紹介する。興味があれば残りはご自身でチェックしてほしい。
いわゆる企業というものは、すばやく方針変換したり行動したりしづらいものだが、リンク獲得に役立つたくさんのコンテンツをすでに持っているはずだ。コンテンツを作るには時間と労力がかかるが、良いコンテンツは次から次へとリンクを創出し続けてくれる。
私たちはグーグルのためにコンテンツを作ってはいない。ユーザーのために作っている。
人々がコンテンツを見てそのコンテンツにリンクしたときに作られるのが「ナチュラルリンク」だ。グーグルが求めているのは、こうしたリンクだ。
集団のリーダー的存在の人からリンクを得ることを目指す。そうすれば将来的にもっと多くのリンクを獲得できる。
何が効果的かを判断するときに重要なのは、客観的事実に基づくことだ。たとえば「インフォグラフィックが乱用されている」と人々が言っているからといって、それがインフォグラフィックの効果がなくなったということではない。インフォグラフィックはまだ効果的だ。
的を射た短い文の書き方を見つけ出すには詩を読むと役立つ。
何がうまくいくかは実際には何も変わっていない。どんなことが「ランキングを操作する手法」だとグーグルに判断されるかはわかっている。唯一変わったのは、グーグルがその判断に基づいてちゃんと対処できるようになったということだ。
何かを作ったら、それを作るのに使ったツールを制作した会社にコンタクトを取って、そのツールについて記事を書くことを申し出るといい。
グーグルはコンテキスト(文脈)に対する感知能力が非常に高くなっている。コンテキストに応じて、あるサイトからのリンクが高く評価されることもあるし逆にマイナス評価になることもある。
ペナルティを受けていないとしても、被リンクの状態をクリーンにしておくほうが今はいい。
「より多くのリンクを獲得する時代」から、「適切なリンクだけを得て悪いリンクを除去する時代」に変わった。
nofollowが付いたリンクを心配するのはやめて、だれもクリックしないリンクを心配するようにすること。
CTR対決: 著者情報の顔写真 vs. 動画リッチスニペット
著者情報の勝ち (Understanding Google Places & Local Search)
グーグルの著者情報プログラムを設定するとコンテンツ作成者の顔写真を検索結果に表示させることができる。一方、動画コンテンツでは動画のサムネイルをリッチスニペットとして検索結果に表示させることができる。
どちらも検索者の視覚に訴えることができるので、高いCTR(クリック率)を期待できる。
では、「著者情報」と「動画リッチスニペット」のどちらが検索結果でより高いクリニック率を獲得するのだろうか? これを調査した結果を、こちらの記事では公開している。
次のような結果が出た。
- 著者情報も動画リッチスニペットのどちらも、標準の検索結果と比べると高いCTRを記録した。
- 著者情報と動画リッチスニペットを比べた場合は、著者情報のほうが高いCTRを記録した。
著者情報の顔写真のほうが検索ユーザーにはインパクトが大きいのかもしれない。ただしこの実験では個人の傷害を扱う弁護士の検索結果を対象にした。弁護士は信用度が大きく左右する職業であるから顔写真が検索者の気を特に引いたのかもしれない。
なお動画リッチスニペットは、視線は集めたもののその下に出てきた結果のほうがCTRが高かったそうだ。不思議だ。サムネイルを見た後にそのすぐ下にある結果に視線が向かってしまうのであろうか?
英BBCが不正なリンクでペナルティ!?
不自然なリンクだけを信用しなくなっただけ (Google Webmaster Central Help Forum)
BBC(英国放送協会)のサイト管理者が不正なリンクの警告をグーグルから受け、グーグルウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムで援助を求めた。
BBCのサイトは巨大であり、多くの部署と数千の代理店や執筆者がかかわっているため、原因の特定が極めて困難なのです。
BBCまでもがリンクの購入あるいはリンクの販売をやっているのかとも疑われたのだが、どうやら必ずしもそうではなかったようだ。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏が調べたところ、1つの記事に張られたリンクに不自然だと判断されるものが検出されそのリンクだけを信用しなくなったと通知するものであった。サイト全体の評価を下げる手動対応の警告ではなかったということだ。
昨年の7月末にグーグルが新たに送信を始めたリンクメッセージだろうと推測できる。
信用されなくなったリンクはBBC関係者ではなく部外者が張ったリンクかもしれない。
いずれにしても、BBCのような超メジャーなサイトであったとしても、グーグルは特別扱いせずに他のサイトと同様に扱う姿勢を貫いているといえるのではないだろうか。
Bingウェブマスターツールでサイト移転を通知可能に
機能としては優れもの (Bing Webmaster Blog)
Bingウェブマスターツールに「サイト移転」の機能が追加された。
「サイト移転」は、ドメイン名の変更などでURLを変更したことをBingに伝えるためのツールで、グーグルウェブマスターツールの「アドレス変更」ツールに相当する。
違う点は、グーグルウェブマスターツールはドメイン名の移動にしか使えないのに対して、Bingウェブマスターツールは同じサイト内の1つのURLの変更やディレクトリ単位の変更にも利用できることだ。柔軟性という点においてはBingウェブマスターツールに軍配が上がるだろう。
なお「サイト移転」はこれ単体で移転処理が完了するわけではない。URLの移転に通常使う301リダイレクトの設定は依然として必要だ。「サイト移転」を利用することでBing側の処理を早めることができるのだ。この点においてはグーグルウェブマスターツールと同様だ。
日本におけるBingのシェアはお世辞にも高いと言えないとしても、Bing検索からのトラフィックはゼロではないだろう。したがってURLを変更した際には手が空いていればサイト移転ツールを使ってみるといい。
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