あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス など10+4記事
あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス
よくあるうっかりミスのパターン (Google Webmaster Help Forum)
運用するサイトが検索結果から消えてしまった。原因は、noindex robots meta タグを多くのページに追加したためだった。そんな、笑うに笑えない話をまたまた公式ヘルプフォーラムで見つけた。
こうした例は、このコーナーで何回も取り上げたことがある。サイト管理者の不注意が原因でインデックスから消滅してしまう6つのパターンを、改めておさらいしてみよう。
noindex robots metaタグを全ページに付けてしまった(X-Robots-Tagでnoindexを返した)
robots.txtでクロールを完全にブロックしてしまった
rel="canonical"を全ページでトップページに向けてしまった(現在はグーグルが間違いに気付いて無視してくれることも多い)
robots.txtへのアクセスで503エラーが返っていた(200または404以外のエラーを返すと良くない)
URL削除ツールでサイト全体を削除してしまった(「wwwあり」と「wwwなし」は連動している)
レンタルサーバー会社がGooglebotのアクセスを制限していた
どれも実際に起こるうっかりミスである。気を付けてほしい。
日本語で読めるSEO/SEM情報
あなたがグーグル社員に生で聞きたいSEOの疑問は何?
Googlerに何でも聞ける (ウェブマスターの昼休み ハングアウト オンエア バージョン)
グーグル日本のサーチクオリティチームは、Google+のハングアウト オンエアの機能を利用してウェブマスター向けQ&Aを開催している。1回目に続き、2回目が11月21日(木)に行われた。
元々は「ウェブマスターの昼休み」というランチタイムに実施する企画だったが、今回は長山氏がスイスのチューリッヒからの参加だったため、日本時間の午後6時からの開始だった。
以下に挙げるほか、一般のサイト管理者から寄せられた数々の質問のほぼすべてに長山氏と田中氏の2人の“Googler”が丁寧に回答してくれた。
- 日本語ドメイン名での完全一致ドメイン名のサイトが不当に高く評価されているように思えるがどうなのか
- グーグルの社員もサイトを運営してSEOを施策しているのか
- いったん否認したリンクをリストから削除した場合は再度評価対象になるのか
次回3回目は、12月3日(火)12:00~12:30に開催される。取り扱うテーマは「再審査リクエスト」だ。詳細はGoogle+のイベントページで確認できる。
無料ホームページサービスのサイトが巻き添え被害でスパム扱いされた!?
それともスパムが多いからサービス全体で対策されたのか? (SEO is DEAD!! WEB in the morning)
無料で提供されるホームページスペースが、手動の対策をドメイン名全体で受けてしまっているらしい。矢萩氏がブログでレポートしている(念のために開示しておくと、矢萩氏は筆者と同じ株式会社 セルフデザイン・ホールディングスに所属している)。
利用ユーザーには「http://example.com/ユーザーID/
」のURLが与えられる。ドメイン名は共通だ。
新規で作成した直後の状態にもかかわらず、ウェブマスターの手動対策ビューアには手動による対策が適用されている警告が届いていたとのことである。記事作者に筆者が直接聞いたところによると、3サイトを新規に作成したが、すべて同じように手動の対策が与えられていたそうだ。
考えられる理由は次の2パターンになるだろうか。
そのサービスを利用したサイトにスパムが非常に多いため、サービス全体(そのドメイン名のサイトすべて)を手動の対策の対象にした。
別々のユーザーが自由にサイトを持てるいわゆるUGCサービスであることをグーグルが認識しておらず、1つのサイトとして処理してしまった
ユーザー生成スパムに関するガイドラインには、以下の説明が書かれている。
ただし、サイト上にユーザー生成スパムがあまりにも多い場合は、Google によるサイトの評価に影響が及ぶことがあり、その結果、最終的にサイト全体に対して手動による対策を講じることもあります。
このガイドラインを読むと、原因は1つ目のほうである可能性が疑われるのだが、そうとも限らない。
グーグルがどこかのサービス全体に対策を行ったケースは、マルウェアに感染させるようなセキュリティ面で大きな問題になるスパムサイトが多いサービスなどで過去にあった。しかし、不自然なリンクのような検索結果を不正に操作する系のウェブスパムでサービス全体に対策が施されたケースは、聞いたことがない(以前に調べたことがあるが見つけられなかった)。
筆者は2つ目のほうの可能性を疑う。それほど知られていないマイナーなホームページスペース提供サービスだったとのことなので、関係のない独立したサイトが1つのドメイン名のなかにいくつも存在することをグーグルが知らなかった可能性があるということだ。結果として他のユーザーのサイトにまでスパム判定の被害が及んでしまったのではないだろうか。
米国最先端のブログ記事コンテンツ作成のコツ
海外カンファレンスからのありがたいレポート (Takahiro Watanabe on Google+)
ソーシャルをテーマにした米国でのカンファレンスに参加した渡辺隆広氏が、セッションの1つの重要ポイントまとめをGoogle+に投稿した。コンテンツ作成がトピックのセッションだったようだ。
メモ書きっぽい体裁だが有益な情報が詰まっている。参考にしよう。
日本のグーグル検索でのアプリのインデックスはいつ可能になるのか?
リクエストしよう (Google ウェブマスター向け公式ブログ)
スマートフォンのアプリの中身をグーグルがインデックスして検索結果に表示する実験を始めたことを、少し前にお伝えした。
今のところ、米グーグル(google.com)だけでの提供なのだが、日本でも興味関心を示したサイト管理者が多かったということで、日本の公式ブログで翻訳記事が公開された。
日本での提供予定は未定とのことであるが、「要望が多ければ検討する」と、グーグルの長山氏が先にピックアップしたQ&Aハングアウトの冒頭で言っていた。日本でも利用したければ、リクエストしよう。
“マッチング率”が高いコンテンツを作るための考え方
ユーザーの意図を汲み取る力が必要 (ASPアフィリエイトで1千万稼ぐ思考と手法)
インターネットの普及と検索エンジンの登場により、「求めている情報を探すのに必要なお金や労力」と「ものごとが自分に合っているかどうかを調べるのに必要なお金や労力」が少なくなってきた。
ところが、無料ブログに代表されるように誰もが簡単に情報発信できるようになってきたせいで、「欲しい情報が見つかる確率」も低くなってきてしまっている。検索エンジンで検索しても的外れな結果が出て来る場合が多くなってきたということだ。
こちらの記事では、前者を「サーチコスト・マッチングコストが安くなった」、後者を「マッチング率が低下した」と表現している。
その状況で大切な「マッチング率が高いコンテンツを持つサイトを作る」ために忘れてならないこととして、次のように言っている。
検索キーワードというものは「あくまで顕在化」しているだけであり、
そのキーワードが検索ユーザーの思いや考えを表しているワケではないですね。
結論としては、以下に示す2つの力が大切になる。
- ユーザーの意図を汲み取る力
- ユーザーの本当の悩みを先回りしてあげる、翻訳してあげる力
アフィリエイター向けに書かかれた記事であるが、説明されている内容は、決してアフィリエイター向けに限られてはいない。SEOに携わる人間すべてに当てはまる本質が書かれている記事だ。一読することを推奨する。
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
流出したグーグルの内部文書に関する記事と再審査リクエストに関係する記事を今週はピックアップ。
- Google検索品質評価ガイドラインで新たに追加された“YMYL”とは
品質が特に重要なページがある - 再審査リクエストを頼まなくても再び再審査してもらえるらしい、でペナルティも解除される
再審査リクエストなしでも解除?
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