ウェブマスターツールで最初にすべき5つの設定
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ウェブマスターツールで最初にすべき5つの設定
設定漏れがないかチェック (Sunny K. Ujjawal on Google+)
ウェブマスターツールにサイトを登録した際に、最初にすべき設定を、グーグルが5つ紹介している。
- すべてのバージョンのサイトをウェブマスターツールに追加する
- 優先するドメインを選択する(wwwありとwwwなし)
- 地域ターゲットを設定する
- 共同管理者にアクセス権を共有する
- サイトマップを送信する
1つ目は、wwwあり・なし、HTTP・HTTPSのすべてのURLでのサイトを登録しなさいということだ。
2つ目~5つ目は次のヘルプが該当するだろう。
これは、ウェブマスターツールにサイトを登録した際に、ウェブマスターツールのメッセージとしてグーグルが送信するようになった内容。一部のユーザーまたはサイトを対象に、テスト的に送っているもののようだ。
この5つをグーグルがリストアップしてくるということはそれだけ重要だからなのか、あるいは設定を済ませていないウェブマスターが多いからなのかもしれない。
ウェブマスターツールを使っているなら、5つすべての設定が完了していて当然だ。もし漏れがあったとしたら、今すぐ設定しておこう。
さらば、米ヤフー・ディレクトリ
日本のヤフカテはこれまでどおり (Yahoo)
ディレクトリ検索の「Yahoo! Directory(ヤフー・ディレクトリ)」を今年いっぱいで終了することを、米ヤフーが明らかにした。
Yahoo! Directoryは、「ディレクトリ検索」の老舗サービスだ。ウェブサイトをジャンルごとに区分けした一種のリンク集で、利用者は、欲しいテーマに関連したサイトを、カテゴリをたどって探すこともできるし、サイト名や説明文からキーワード検索して探すこともできる。
「ディレクトリ型検索エンジン」や「登録型検索エンジン」とも呼ばれ、基本的に人力で分類してサイトを登録していく仕組みで、インターネットの初期には検索エンジンとして主流だったスタイルだ。
現在は、ロボットやスパイダーと呼ばれるプログラムがインターネットにあるサイトの情報を自動的に収集してデータベースに保存し、検索されたキーワードに合った最適なウェブページを返すサービスが主流になっている。筆者たちが日常的に使っているグーグルやBingの検索エンジンがそれだ。
Yahoo! Directoryは最も古いディレクトリ検索のサービスなのだが、さすがに時代の変化によって、その役割を終えたと判断したのだろう。
Yahoo! Directoryに相当する日本のヤフーのサービスが、Yahoo!カテゴリだ。
日本のYahoo!カテゴリも連動して終了するのかという憶測も飛び交ったようだが、それはなさそうだ。日本のヤフーはYahoo!カテゴリ終了の噂を完全に否定している。
先週、米ヤフーが「Yahoo! Directory」を終了するというニュースが報道されました。
このブログのお読みの方は「日本のYahoo!カテゴリは今後どうなるのか?」と思われたかもしれません。しかし、一部報道でも述べられていますが、私たちYahoo! JAPANは米ヤフーとは別組織であり、サービス運営の意思決定は独自に行っています。そのため、今回の決定がYahoo!カテゴリに影響するということは一切ありません。
Yahoo!カテゴリはこれからも新しい取り組みを行いながらサービスを継続していきますので、よろしくお願いいたします。
日本のYahoo!カテゴリは、利用者にとってより使いやすいサービスとなるようについ最近デザインを一部改良したばかりだ。米国のYahoo! Directoryの終了とは無関係に、Yahoo!カテゴリは、まだまだ健在のようだ。
初回訪問時だけ表示する広告のせいでペナルティを受ける?
2回目の訪問時に見せればいい (Google Webmaster Central office-hours hangout)
ファーストビュー領域内に広告が多すぎるサイトの評価を下げる「ページレイアウトアルゴリズム」いうアルゴリズムを、グーグルは導入している。
自動的に出現するポップアップ形式の広告は、そのサイズが大きければ、たとえ初回訪問時にだけ出現したとしても、ページレイアウトアルゴリズムにひっかかる可能性があるようだ
グーグルのジョン・ミューラー氏がウェブマスターオフィスアワーで、参加者からの質問に次のように答えた。
ページのレイアウトを見るときは、Googlebotがクロールしたものを見る。GooglebotはCookieを持たないから、訪問するたびにその広告を見るかもしれない。
そのページに訪れたときにすぐに大きな広告を表示することは、ページレイアウトアルゴリズムが対象とする項目として使うかもしれない。
質問者は、Cookieで制御し、初回訪問のユーザーにだけ広告を見せている。2回目からは表示されない。ところが、ブラウザとは異なりGooglebotはCookieを保持しないから、毎回毎回大きな広告が出現するというわけだ。
結果として、常に広告がファーストビューを占領してしまうために、ページレイアウトアルゴリズムによって低評価を与えられてしまうことがありうるらしい。
ミューラー氏は、初回ではなく2回目の訪問時に広告を表示するようにアドバイスしている。そうすれば、Googlebotは広告を見ることがない。広告を表示する意図とあわせて判断するのがいいだろう。
レビューや評価のリッチスニペットをトップページに使うのはおかしい
ガイドラインが定める条件に当てはまらない (Webmasters Stack Exchange)
レビューや評価のリッチスニペットをトップページに設定してもいいでしょうか?
この質問に、グーグルのジョン・ミューラー氏が回答した。
それはグーグル的にはNGだ。
リッチスニペットのガイドラインにあるように、「ページの主要なトピックが特定の商品やサービスに関する情報になるように」しなければならない。通常、レビューや評価のリッチスニペットをトップページに使うことは、この条件に当てはまらないはずだ。
トップページはサイト全体を表現するものであって、個別の何かを詳細に表現するものではない。したがって、レビューや評価のリッチスニペットは、普通は使えないというわけだ。
HTTPからHTTPSへ移行したときにリンクの否認ファイルは引き継がれるのか?
HTTPSのサイトで再アップロード (Google Webmaster Help Forum)
HTTPからHTTPSへとサイトを移行した場合、HTTPのサイトでアップロードしたリンクの否認ファイルはHTTPSのサイトに引き継がれるのだろうか?
答えはシンプルで、HTTPSのサイト用に、あらためて否認ファイルをアップロードする必要がある。
サイトの移転を解説したヘルプにもきちんと書かれている。
否認済みのバックリンク: 元のサイトでバックリンクを否認するためのファイルをアップロードしていた場合は、新しいサイトのウェブマスター ツール アカウントを使用して再アップロードすることをおすすめします。
HTTPのサイトとHTTPSのサイトではURLが異なるため、グーグルからみると別のサイトだと判断されるのだ。
ランキング要因に組み込まれたこともあり、完全HTTPSへの移行を計画しているウェブ担当者もいるだろう。否認ツールを利用しているなら、否認ファイルの再アップロードを忘れないようにしよう。
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