URLの長さはランキング要因ではない。でも短いほうがいい?
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URLの長さはランキング要因ではない。でも短いほうがいい?
短いことのメリットがSEO以外でありそう (Cyrus on Twitter) 海外情報
「URLの長さ」は、検索ランキング要因としては1ミリほどの影響すらない
これはグーグルのジョン・ミューラー氏が言ったことだ。
この発言を受けてかどうかは定かではないのだが、ランキング要因ではなかったとしてもSEOにおいては短いURLが推奨だとあるSEOスペシャリストは持論を展開している。理由は次のとおりだ:
- 共有しやすい
- エラーが少ない
- 検索結果に表示されることがありクリック率に影響する
- 短く、キーワードを含んでいるURLと上位表示に相関関係がある
- 見た目にキレイ
SEOs recommend shorter URLs because:
— Cyrus (@CyrusShepard) February 5, 2020
1) Easier to share
2) Fewer errors
3) Can be incorporated into Google SERPs/influence CTR
4) Shorter + keyword-rich URLs are correlated with higher rankings
5) Prettier🌷
Even though URL length isn't a ranking factor, it's still a good idea!
同意できる理由も含まれているのではないだろうか。ただ、グーグルの最近の検索結果はURLではなくパンくずリストを表示することが多いし、スマホ版Chromeのようにドメイン名だけで完全なURLを見せないブラウザも増えている。一般ユーザーが完全なURLを意識する機会は減ってきているようにも思う。
そうは言っても、サイト運営に長年関わっている身としては、ムダに長く意味を持たないURLはやはり好きになれない。すっきりさせたいし、ページの内容をURLで想起させたい。
検索エンジンのことを考えてではなく、ユーザーのことを考えて短いURLにすることは、無意味だとは思わない。
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SEO通なら知っている、unavailable_after タグ
いわば時限装置付きnoindexタグ (Google Webmaster Central office-hours) 海外情報
unavailable_after
というrobots meta
タグをご存知だろうか? もし知っているとしたら、あなたはSEOにかなり精通した方に違いない。
unavailable_after
タグは、「指定した日時以降に自動的に検索結果から非表示にする」ためのrobots meta
タグだ。ようは適用開始日時を指定したnoindex
タグのようなものだ。
手動あるいは自前のシステムを使ってnoindex
を追加したり、またはURL削除ツールでインデックスから消したりすることは可能だ。だがピッタリの時間には難しいだろう。しかし unavailable_after
を設定しておけば、時間に合わせてグーグルがきちんと処理してくれる。
次のような場合に使えるだろう:
- 期間限定のキャンペーン
- 締め切り日時が決まっている申し込みページ
たとえば、バレンタイン企画のページを2月15日になった時点で検索結果に出ないようにするには、対象ページのhead
セクションに次のように記述する。
<meta name="robots" content="unavailable_after: Sunday, 01-Feb-15 00:00:00 JST">
unavailable_after:
の値として指定する日時のフォーマットは、数種類をサポートしている。詳しくは技術ドキュメントを参照してほしい。
なお、指定した日時以降にも検索結果に確実に表示させないようにするためには、noindex
タグを追加するかもしくは不要になったページなら404を返すようにしたほうがいい。
使う機会はそうそうあるとは思わないが、こんなタグもあるということを知っておくのもいいだろう。ちなみに、unavailable_after
は最近導入されたタグではない。なんと10年以上も昔、2007年にグーグルがサポートを開始している。
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転ばぬ先の杖? これから張られるかもしれないスパムリンクを先に否認しておくのはアリ?
時間の浪費 (John Mueller on Twitter) 海外情報
リンク否認ツールの使い方について、こんな質問をしたウェブ担当者がいる。
スパムサイトがある。そこから私のサイトに向けてリンクはまだ張られていない。でも、おかしなリンクを張られる前にそのドメイン名を否認しておいたほうがいいだろうか?
転ばぬ先の杖とでも言おうか、将来スパムリンクが張られることを想定して、あらかじめそのサイトからのリンクを否認しておくというのだ。グーグルのジョン・ミューラー氏は次のように返答した。
そんなことに時間を費やす必要はない。
No need to spend your time on that.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) January 31, 2020
質問者の気持ちはわからないでもないが、用心しすぎだろう。「石橋を叩いて渡る」がぴったりの表現だ。そもそも明らかなスパムサイトなのであれば、リンクが実際に張られたとしても否認せずとも、グーグルが自動で無効化するだろう。先制否認よりも、もっとずっと生産的なことに時間を使いたいものだ。
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混合コンテンツのダウンロードをChromeが段階的にブロック
今のうちにチェック (Google Online Security Blog) 海外情報
訪問者にファイルをダウンロードさせる場合に、リンク先のファイルが非HTTPSの場合には動作しなくなるかもしれない。
これは、ページで使っている画像やCSSが非セキュアな場合の「混在コンテンツ」とはまた違った方向の動き。ここで話題になっているのは、「ファイルをダウンロードする」といったリンクの話だ。
ブラウザで表示しているページが「HTTPSで保護されたセキュア」な状態で、そのページからリンクしているファイルのダウンロードURLが「非セキュアな通信(HTTP)」という場合には、そのファイルダウンロードをChromeブラウザが段階的に制限していくことになったのだ。
最終的には、HTTPSページではHTTP経由でファイルを読み込めなくなる。
2020年3月リリース予定のChrome 81から制限が始まる。バージョンごとの制限の度合いを表にまとめた。
「コンソールでの警告」はデベロッパーツールを起動すると警告が出る。しかしダウンロードは普通にできる。
「警告」はブラウザに警告が出る。ユーザーの目に見える警告だが、まだファイルをダウンロードできる。
「ブロック」はダウンロードが不可能になる。
ファイルの種類に応じても制限の度合いが異なる。Chrome 86(2020年10月リリース予定)以降のバージョンでは、ファイルの種類を問わずダウンロードがブロックされる。
なんらかのファイルを運用サイトでダウンロード提供しているのであれば、混合コンテンツになっていないことを今のうちに確認しておこう。
安定版より早くリリースされる開発版Chrome(Canary)の81で、chrome://flags/#treat-unsafe-downloads-as-active-content
フラグをenabledに設定すれば挙動を確認できる。
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2020年第1回のオフィスアワー――サジェスト不正操作、data-nosnippet属性、中古ドメイン名など
あなたも質問しよう (ウェブマスター オフィスアワー) 国内情報
2020年最初のオフィスアワーが開催された。金谷氏とあんな氏が回答した質問は次のとおりだ(再生時間のリンクで各質問に直接ジャンプ)。
- サジェストを不正に操作する営業を受けた場合(13:41)
- data-nosnippet 属性の影響範囲(17:10)
- 予期しないスニペットの表示(22:10)
- MFI 移行後、意図しない検索結果表示になった(25:07)
- MFI 最新ドキュメントの lazy-load の制限(28:07)
- rel="canonical" で正規化が効いていない(32:30)
- 非SSLサイトからのリンク(36:03)
- コアアップデートでランキングが下がった(37:44)
- 監修者のページは有料リンクになり得るのか(43:29)
- フィッシング詐欺サイトからメールの報告方法(47:18)
- 中古ドメインの報告先窓口はありますか(49:14)
- 中古ドメインに付いた被リンク(54:03)
- YMYL 領域の背景、解釈(57:03)
バラエティに富んだQ&Aがそろっているように思う。視聴がまだの人のために録画を埋め込んでおく。
グーグル社員に直に聞いてみたい質問があなたにもあればこちらのフォームから送っておこう。次回に取り上げてもらえるはずだ。
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