ソネット・メディア・ネットワークスが旧式ブラウザを介した広告の自動抑制技術を開発

「PCIDSS」準拠のランディングページが閲覧できない旧式への配信を回避して無駄を抑制

マーケティング技術事業のソネット・メディア・ネットワークスは、旧式のブラウザを介した広告を自動で効率的に抑制する技術を開発した、と7月11日発表した。クレジットカードの会員データを安全に扱うためのセキュリティ基準「PCIDSS」に準拠したランディングページが閲覧できない旧式ブラウザへの広告配信を自動的に回避し、無駄を抑える。

PCIDSSの最新版が提供され、準拠するウェブサイトは「Internet Explorer 10」以前、「Firefox 5.0」以前など旧式ブラウザへの対応を終了する予定。一部ユーザーがPCIDSS準拠ページを表示できない旧式ブラウザを継続使用すると、広告を掲載したサイトを表示する一方、クリックした先のランディングページが表示されない可能性が指摘されている。

開発した技術は、ランディングページへのリンクが付いた広告に対してブラウザからアクセスがあった時、ブラウザの種類とバージョンを判別。結果を利用して広告掲載サイトへの広告配信の可否を決める。ソネット・メディア・ネットワークスは、自社の広告配信プラットフォーム「Logicad」を通じた広告配信取引のRTB(リアルタイム入札)に活用する。

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