SDGsの17の目標、皆が普段の生活で感じていたのは「ジェンダー平等の実現」【AIR調べ】

「ジェンダー平等の実現」で連想する有名人は、KABA.ちゃん、GENKING、エマ・ワトソンなど。

AIRは、持続可能な開発目標「SDGs」に関する調査結果を発表した。「SDGs」を知っている20代から60代の男女195人(男性107人、女性88人)から回答を得ている。

「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」は、「貧困をなくそう」「饑餓をゼロに」「ジェンダー平等を実現しよう」など、“世界を変えるための17の目標”として、2015年の国連サミットで採択された提言で、官産学の現場での取り組みが増えている。

  • (1)貧困をなくそう
  • (2)飢餓をゼロに
  • (3)すべての人に健康と福祉を
  • (4)質の高い教育をみんなに
  • (5)ジェンダー平等を実現しよう
  • (6)安全な水とトイレを世界中に
  • (7)エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • (8)働きがいも経済成長も
  • (9)産業と技術革新の基盤をつくろう
  • (10)人や国の不平等をなくそう
  • (11)住み続けられるまちづくりを
  • (12)つくる責任 つかう責任
  • (13)気候変動に具体的な対策を
  • (14)海の豊かさを守ろう
  • (15)陸の豊かさも守ろう
  • (16)平和と公正をすべての人に
  • (17)パートナーシップで目標を達成しよう

もっとも普段の生活に関連がありそうなSDGsの目標は「ジェンダー平等」

まず「SDGsに関心がある」とした回答者164人が、「普段の生活に関連がありそうなもの」と感じた目標は、「ジェンダー平等を実現しよう」123票、「働きがいも経済成長も」116票、「すべての人に健康と福祉を」97票が上位3項目となった。一方で「飢餓をゼロに」は12票で、ジェンダー平等のほぼ10分の1に留まった。

 

また「普段の生活のなかで、ジェンダーによる不平等があるように感じるか」を聞くと、「はい、不平等はあります」14%、「はい、不平等はあるように感じます」17%、「はい、どちらかというと不平等はあるように感じます」36%で、合計67%が不平等を実感していた。

 

不平等の具体的なシーンや内容としては、「学校や職場で」「収入の差で」「チャンスの量で」といった声が多かった。

SDGsの啓発には有名人が有効? 性別にかかわらず活躍する人たち

自由回答では、SDGsの知名度をあげるためには、有名人、有名YouTuber、インフルエンサーなど、すでに知名度の高い人物の発信力を借りることがアイデアとして挙げられたという。「普段の生活に関連がありそうなもの」で1位となった「ジェンダー平等を実現しよう」について、連想する有名人を聞くと、「KABA.ちゃん」が27票で断トツの1位。以下「GENKING」15票、「エマ・ワトソン」「マツコ・デラックス」同11票の名前があがった。

 

なお、回答者が「情報の信頼度が高いと感じるメディア」としては、「各種イベント等リアルな場」86票が、「新聞」「ネットニュース・アプリ」を上回っており、“リアルな場で有名人が発信すること”が、今後のSDGs推進の鍵になるかもしれない。

 

調査概要

  • 【調査対象】「SDGs」を知っている20代~60代の男女(AIRが運営する女子会コミュニティ「Kanatta」の登録メンバー)
  • 【Kanattaとは】AIRが運営するドローンを使って働く女性のチーム「ドローンジョプラス」と美容女子会「Kanatta Salon」など、社会で活躍する女性が集まる女子コミュニティの総称。
  • 【調査期間】2019年7月1日~5日
  • 【回答者数】195人(男性107人、女性88人)
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