“お金のセンス”に20代男性は「自信あり!」、40代男性は貯め方も使い方も自信なし【GMOあおぞらネット銀調べ】
GMOあおぞらネット銀行は、「お金のセンス」に関する調査結果を発表した。全国の20歳~49歳のビジネスパーソン1,000名から回答を得ている。
ビジネスパーソンによる“お金のセンス”自己評価、男性は年代で大きな違い
調査では、「お金の貯め方」「お金の使い方」「お金の増やし方」「お金の管理の仕方」の4項目における“センスの有無”を、「すごくセンスがあると思う」「どちらかといえばセンスがあると思う」(=センスがある)、「どちらかといえばセンスがないと思う」「まったくセンスがないと思う」(=センスがない)の4段階で質問した。
全体的な傾向を見ると、どの項目でも「センスがない」と感じている人のほうが、「センスがある」という人を上回っている。また20代・30代・40代の年代別で見ると、女性はあまり差が目立たないが、男性はいずれの質問でも、若い層ほど「センスがある」と回答している。とくに20代男性は、過半数が「お金の貯め方」「お金の使い方」「お金の管理の仕方」に“自分はセンスがある”と回答しており、全体の傾向と逆転している。
まず「お金の貯め方」については、全体の38.6%が「センスがある」と回答。もっとも自信を持っているのは「20代男性」50.3%で、もっとも自信がないのは「40代男性」28.3%だった。「お金の貯め方」については、全体の39.3%が「センスがある」と回答。こちらでも、もっとも自信を持っているのは「20代男性」53.9%で、もっとも自信がないのは「40代男性」26.5%だった。
「お金の増やし方」について、「センスがある」とした人は、全体の28.7%。他項目は自信たっぷりの「20代男性」も44.3%に留まり、半数を切った。また女性の数値がとくに低く、40代男性(77.1%)を下回っている。そして「お金の管理の仕方」については、41.8%が「センスがある」があると回答。4つの項目のなかではもっとも高い数値を示した。
なお居住エリア別では、「センスがある」がもっとも高いのは「近畿」44.6%。もっとも低いのは「中国・四国」24.4%だった。
ビジネスパーソンと銀行の関わり、“センスあり”と自負する人ほどアプリを利用
次に、「インターネット銀行」「外貨預金」「銀行のアプリ」「銀行のポイントサービス」「複数の口座を目的ごとに使い分け」といった、銀行サービスの利用状況を聞いた。
「現在利用している」という回答では、「複数の口座を目的ごとに使い分け」57.1%、「インターネット銀行」47.7%、「銀行のアプリ」34.9%、「銀行のポイントサービス」23.8%、「外貨預金」11.3%となった。
これをさらに、「お金のセンス(全体)」の有無別で見ると、「銀行のアプリ」について、「センスがある」とした人は41.9%が利用する一方、「センスがない」とした人は30.4%と大きく下回っている。「銀行のポイントサービス」でも、「センスがある人」33.2%に対し、「センスがない人」17.8%と差が付いた。
「お金のセンス」がある人ほど、キャッシュレス決済を活用
キャッシュレス決済の頻度や意識、将来予想を聞くと、「1年前と比べてキャッシュレス決済の頻度が増えたと思う」としたのは60.6%、「今後、キャッシュレス決済の頻度が増えると思う」は69.0%だった。「お金のセンス」の有無別に見ると、ここでも「センスがある」とした人のほうが、利用頻度が高い。
さらに、キャッシュレス決済において、実際に利用しているサービスを具体的に聞いた。1位はやはり「クレジットカード」76.7%が圧倒的に強く、以下「電子マネー(楽天EdyやSuica、nanacoなど)」55.0%が続き、やや離れた3位に「QRコード決済」21.3%がランクインした。「特になし」は9.7%で、残るビジネスパーソンの90.3%は、なんらかのキャッシュレス決済をふだんから利用していることがわかる。
なおデビットカードについて、「どのようなところでデビットカードを利用しているか」を、利用者120名に聞いたところ、1位「コンビニエンスストア」61.7%、2位「スーパー」48.3%、3位「ショッピングセンター」31.7%、4位「デパート・百貨店」「ドラッグストア」「ネットショップ」(いずれも22.5%)となった。高額品に限らず、日常的に活用している人も多いようだ。
QRコード決済の認知や利用はPayPayがトップ、他サービスも健闘
また全回答者(1,000名)に、「知っているQRコード決済」「現在利用中のQRコード決済」「今後も利用したいと思うQRコード決済」を聞くと、すべての項目で「PayPay」が1位。2位3位を「LINE Pay」と「楽天ペイ」が争っている状況だ。
ただし、「知っているQRコード決済」を男女別で見ると、男性1位は「PayPay」61.0%だが、女性1位は「LINE Pay」73.0%となっている。また「今後も利用したいと思うQRコード決済」では、「PayPay」91.9%がもっとも高い一方で、「LINE Pay」83.8%、「Origami Pay」83.8%、「d払い」82.1%、「楽天ペイ」81.6%、「FamiPay」80.8%が団子状態の横並びになっており、今後も併用するユーザーが多いと思われる。
キャッシュレス決済を駆使していそうな芸能人は?
最後に、“キャッシュレス決済と芸能人”という切り口で、「キャッシュレス決済を駆使していると思う芸能人」(敬称略)を聞いたところ、1位はPayPayイメージキャラも務める「宮川大輔」62件、2位に「藤田ニコル」11件、3位に「渡部建」「堀江貴文」「明石家さんま」同数10件がランクインした。
ちなみに「現金払いにこだわりを持っていそうだと思うアニメキャラクター」では、1位「フグ田サザエ(サザエさん)」43件、2位「両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」32件、3位「磯野波平(サザエさん)」29件などの声があがった。
調査概要
- 【調査対象】全国の20歳~49歳のビジネスパーソン(パート・アルバイトを除く)
- 【調査協力機関】ネットエイジア
- 【調査期間】2019年7月26日~29日(4日間)
- 【有効回答数】1,000名(各年代ほぼ均等になるよう抽出)
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