2020年のマーケティングオートメーション導入率は前年から微増の15%、大きかったコロナの影響【Mtame調べ】

MAを導入しない理由1位は「費用が高いから」。しかしMAの未導入でコロナの打撃が大きくなった可能性。

スターティアラボの子会社であるMtame(エムタメ)は、「マーケティングオートメーション(MA)に関する意識調査 第4弾(2020年版)」の結果を発表した。2017年より実施しており、今回で4回目。

2020年のMAの導入率は15%。2018年10%、2019年13%と年々微増

まず「マーケティングオートメーション(MA)を導入していますか」と聞くと、「現在MAを導入している」としたのは15%。2017年7%、2018年10%、2019年13%と、年々微増している。

そこでMA未導入の企業162名に対し「あなたのお勤め先がMAを導入しない(検討できない)理由」を聞くと、「導入費用が高い」が過去と同じく最多。「月額費用が高い」「リソース(運用する人や時間)がない」がそれに続いた。

MAを導入している、または導入したことがある企業248名に、「もしあなたが改めてMAを導入するとしたら、導入時の形態として何を選びますか」と聞くと、「初期設定、ツール操作講習についてのみ支援を受けたい(導入支援)」25%が最多。「コンサルティングは導入せずすべて自社で行う」は19%に留まった。

MAの導入/未導入、問い合わせ数の変化を聞いた

MA導入企業(295名)、MA未導入企業(1,363名)それぞれに、「問い合わせ数の変化(新型コロナウイルス流行前後)」について聞いた。その結果、MA導入企業では「非常に増えた」「増えた」という回答は43%に達した、MA未導入企業では8%に留まった。

また「新型コロナウイルス流行前と比べて、受注数(新規契約数)はどのように変化しましたか」と聞くと、MA導入企業(275名)では「非常に増えた」「増えた」が全体の25%、「特に変化はない」35%とコロナの負の影響は見られなかったが、MA未導入企業(1,416名)では、「非常に増えた」「増えた」の合計は全体の6%に留まっていた。

調査概要

  • 【調査対象】企業に勤める全国の20代~60代の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2020年10月9日~12日
  • 【有効回答数】3,585名、うちMAを認知している1,767名
※記事初出時点で記事内にミスリードが一部ありましたので、修正をしました(20-12-08 編集部)
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

eCPM
「eCPM」はeffective Cost Per Milleの略。「有効CPM ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]