コロナワクチン「すぐにでも接種したい」が2月→5月で大幅増、様子見派を上回る【クロス・マーケティング調べ】

いま心掛けているのは「副反応についての適切な情報収集」「接種後も自粛を続ける」が上位。

クロス・マーケティングは、新型コロナウイルスのワクチンに関する調査(第4回)の結果を発表した。第3回(2月)との比較を行い、ワクチン接種意向、ワクチンに関する行動、ワクチン休暇導入状況・意向などの変化を探っている。

「すぐにでも接種したい」が2月→5月で大幅増の38%、否定派・様子見派は減少傾向

まず「新型コロナワクチンの接種意向」について聞くと、「順番が回ってきたら、すぐにでも接種したい」が2月:24.8%→5月:37.8%と大きく増加、「順番が回ってきたら、様子を見てから接種したい」が2月:40.6%→5月:33.4%に減少していたことで、積極派が様子見派を上回った。そのほか「あまり接種したくない」「絶対に接種したくない」も減少している。

性年代別では「すぐにでも接種したい」は男女ともに60代が最多で、男女ともに60%を超えており「絶対に接種したくない」人はほぼいない。一方で「すぐにでも接種したい」人は年齢が下がるほど減少しており、とくに男性20代・女性30代では「あまり接種したくない」が20%を超える。若い世代ほどワクチンに不安感や抵抗があるのかもしれない。

新型コロナワクチンに対して「していること」「今後したいこと」では、「副反応について、適切な情報収集」「ワクチン接種が終わっても、自粛を続ける」が上位となった。高齢者が家族と同居している場合、家族はまだワクチンを接種していないケースがありえるため、50~60代で「家族や親せきがワクチンを受けられるような援助」も多いという。

ワクチン接種の時間確保や、副反応発生時の休業に備える「ワクチン休暇」については、「導入されていない」51.0%がまだまだ主流。明確に導入されている企業は6.1%に留まっている。ただしこれら未導入企業の社員401人に今後の希望を聞くと、「導入してほしい」31.4%、「どちらかといえば導入してほしい」22.4%で、過半数がワクチン休暇を希望していた。

調査概要

  • 【調査対象】全国47都道府県20~69歳の男女
  • 【調査方法】インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
  • 【調査期間】2021年5月14日
  • 【有効回答数】本調査1,100サンプル
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