いよいよ普及してきたスマートスピーカー、「音質」「機能」以上に重視されていたポイントは?【MMD研調べ】

所有率は2割超え。利用トップは「Amazon Echo」16.7%、2位に「Google Home」12.5%。

MMD研究所は、「スマートスピーカー」(スマスピ)に関する調査結果を発表した。スマートフォンを所有している20歳~69歳の男女555人が回答している。

スマスピ所有率は2割を超える、製品ではAmazon Echo

まず「スマートスピーカーを持っている/持っていたか」を聞くと、「ある」21.6%、「ない」78.4%で、所有率は2割を超えていた。男女別では男性27.1%、女性16.0%で、男性のほうがかなり多い。

所有している/したことがある120人に、具体的な製品名を聞くと、「Amazon Echo」16.7%、「Google Home」12.5%、「Amazon Echo Show」10.8%が上位だった。やはりさまざまなタイミングで廉価セールを行っているAmazon Echo/Echo Showの普及率が高いようだ。

次に「利用し始めた時期」を聞くと、「2020年1月~6月」20.0%、「2021年1月~6月」14.2%、「2020年7月~12月」10.0%と、コロナ禍が本格化した直近が多かった。

意外と音質や機能は重視されていないが、利用メインは「音楽」

次に「スマートスピーカーを選ぶ際に重視した点」では、「価格」35.8%、「デザイン」25.0%、「メーカー」21.7%となり、意外と音質や機能は重視されていない。なお「利用しているスマートスピーカーの満足度」については、「満足している」25.8%、「やや満足している」54.2%で、8割が満足していた。

「利用している機能」を聞くと、「音楽を聴く」43.3%、「天気予報の読み上げ」29.2%、「アラーム・タイマーのセット」26.7%が上位だった。さらに「スマートスピーカーによって生活で変化したこと」を変化があったという87人に聞くと、「音楽をよく聴くようになった」44.8%、「情報検索をよくするようになった」32.2%、「家電の操作が楽になった」31.0%が上位で、音楽だけでなく生活シーンに根付いた使い方がされていることがわかる。

最後に、スマートスピーカーを所有したことがない435人に「今後のスマートスピーカーの利用意向」を聞くと、「利用してみたいと思う」12.0%、「やや利用してみたいと思う」25.1%で、4割近くが興味を示した。年末は各社がセールを開催するため、スマートスピーカーを買うには絶好のタイミングであり、こうした未使用者の多くが、使用を開始すると思われる。ちなみに筆者は、昼12時や午後3時といったタイミングに、自動でチャイムを鳴らしニュースを読み上げる設定をして、あまり話しかけなくても情報を得られるスタイルで使っており、発声が気恥ずかしい人にお勧めだ。

調査概要

  • 【調査対象】スマートフォンを所有している20歳~69歳の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年10月19日~22日
  • 【有効回答数】555人
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