DMIが「企業SNSのためのKPI設定フレームワークVer.1.0」提唱、SNS運営の議論深化を
企業のSNS運営の課題解決に向けて議論のベースモデルを発案、4つの戦略類型を提示
日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構(DMI)は、「企業SNSのためのKPI設定フレームワーク Ver.1.0」を提唱する、と9月6日に発表した。2月に企業のSNS担当者をアンケートして「KPI(重要業績評価指標)設定/分析」、「コンテンツ企画」、「運営方針」などに課題を感じていることがわかり、企業SNS運営の課題解決を議論するモデルとして提唱した。このモデルをベースに議論の深化を期待している。
フレームワークは、企業とソーシャルメディアのよりよい関係を研究しているソーシャルメディア委員会の発案で制作された。企業SNSの運営では「商材の特性」と「UGC(SNS上のクチコミ)の量」がSNS運営の戦略を分けるとして、①マスプロモーション戦略、②無形商材のコンテンツマーケティング戦略、③コーポレートコミュニケーション戦略、④クチコミが主導するソーシャル・リスニング戦略――の4つの戦略類型を提示している。
DMIは1999年4月1日に日本広告主協会(現・日本アドバタイザーズ協会)ディジタルメディア委員会内の「Web広告研究会」を母体に発足。業界の枠を超えたWeb広告・マーケティングに取り組む全プレイヤーの研究活動の場で、インターネット上の広告展開のさまざまな課題を広告主と関連企業・団体(広告会社、メディアレップ、媒体社、調査会社、システム提供会社)が共通の場で研究している。会員社は340社(22年8月31日現在)。
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