日本・米国・イギリス・ドイツ・韓国の世界5か国比較、日本の“独特な仕事観”が判明【Indeed調べ】

モーレツや高度経済成長は完全に死語。海外以上に「仕事よりプライベート」が鮮明に。

Indeed Japanは、5か国(日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、韓国)における転職の意識調査の結果を発表した。現在就業中の20~50代の正社員(無期雇用/フルタイム就業者)男女計8,848人が回答している。

日本の転職理由は「職場に不満や嫌なことがある」

まず仕事に対する価値観(仕事観)を聞くと、日本は「仕事よりもプライベート優先」「仕事はあくまでお金を稼ぐため」という人が他国に比べてかなり多かった。逆に「仕事で、昇進・昇格したい」はドイツの79.7%に対し、日本は46.4%で最下位。「今より仕事の負担が増えても、できるだけ収入を増やしたい」も、4位韓国の59.7%をさらに下回る45.6%と、“仕事より私生活”という姿勢が極めて強いことが判明した。

「転職へのイメージ」を聞くと、日本は「新しいことにチャレンジできる」36.6%が1位、以下「職場環境を変えられる」「スキルアップできる」など転職へのイメージは他4か国と共通してポジティブ。しかし転職したい理由については、4か国は「不満はないが、自分にとってプラスになる」に対し、日本は「職場に不満や嫌なことがある」が多い傾向が見られた。

あわせて「転職への期待」を聞くと、日本は「給与を良くしたい」52.8%が最多。一方で、「今の給与とおおむね同程度の求人」であれば応募してもよい・したいと思える割合は74.6%だった。

調査概要

  • 【調査対象】日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、韓国で現在就業中の正社員(無期雇用・フルタイム就業者)20代~50代男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】
    日本:2023年3月8日~10日
    アメリカ:2023年3月22日~31日
    イギリス:2023年3月22日~4月2日
    ドイツ:2023年3月23日~30日
    韓国:2023年3月24日~31日
  • 【有効回答数】日本4,368名、アメリカ1,600名、イギリス・ドイツ・韓国 各960名(計8,848名)
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