国内のパソコン販売、出荷台数は減少するも出荷金額は増加。シェアトップはNECレノボ【MM総研調べ】
パソコン出荷台数は前年比3%減の1,093.5万台、出荷金額は同3.2%増の1兆2,520億円。
3/28 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
MM総研は、2023年における「国内のパソコン出荷台数」に関する調査結果を発表した。2023年(2023年1~12月)の国内パソコンについて出荷台数・出荷金額を算出。メーカー別シャアなどを分析している。
2024年はOS更新もあり、4.8%増の1145.9万台に
それによると2023年における国内パソコン出荷台数は1093.5万台(前年比3%減)で、3年連続の減少となった。一方で出荷金額は前年比3.2%増の1兆2520億円。出荷平均単価は11万4499円(前年10万7594円)だった。
メーカー別シェアでは「NECレノボ」24.6%が引き続き最多。「日本HP」17.0%が2位。前年4位の「富士通クライアントコンピューティング(FCCL)」14.4%がデルを抜き3位に浮上した。出荷台数をメーカー別に見るとNECレノボは268.8万台を出荷している。
出荷金額は1兆2,520億円で前年比3.2%増。出荷平均単価は11万4,499円とこれも前年より増加している。円安による部品や海外生産コストの上昇、ハイスペックなモバイルノートパソコンの需要増などが背景にあると見られる。
2024年の予測としては、個人需要は縮小傾向だが法人向けは、2025年に予定されるWindowsの更新需要、GIGAスクール端末の入れ替え需要もあり、増加傾向と予測される。さらにAI(人工知能)処理をパソコンで実行する“AI-PC”が各社から本格的に登場する見込みで、パソコン出荷台数は前年比4.8%増の1145.9万台と予想されている。
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