Google検索×生成AI=「SGE」、現在の使用用途や不満点は?【ネオマーケティング調べ】
ネオマーケティングは、「SGE(Search Generative Experience)」に関する調査結果を発表した。全国20歳~69歳男女のうち、仕事でSGEを使用している660人が回答している。
「SGE(Search Generative Experience)」は2023年5月にGoogleが発表し、8月から日本での試験運用が始まった機能。Google検索などに生成AIを採り入れることで、よりきめ細かくユーザーの質問に解答を行うものだ。
SGEを使っていても広告クリックも変わらず使用
まず、スクリーニング設問にて「有職者でSGEを知っていてかつ使用している(ふだんからよく使用している+たまに使用している)」とした1,439人に使用用途を聞くと、76.5%が「私用・プライベートで使用」とした一方、「仕事で使用する」も46.6%に達していた。特に会社経営者層は51.9%と半数を超える。
利用者である660人に「SGEを使用した際、欲しい情報が得られていると思うか」を聞くと、「とてもそう思う」31.7%、「まあそう思う」59.7%と、計91.4%がSGEの有用性を認めていた。また「SGEを使用した際、SGEの検索結果のみで完結する割合」についても「8割以上」15.6%、「6~7割」45.2%、「4~5割」27.4%と多くの人が、複数サイトを行き来せずSGEの検索結果で満足しているようだ。
ただしGoogleは、SGEを使うと「スナップショット(Snapshot)」(SGEが生成した回答のブロック)をトップページに表示する機能を2024年3月時点でテスト中だ。これにより表示レイアウトが変わるため、広告クリックの減少が懸念されている。
そこで実際に「SGEが表示された際、リスティング広告をクリックすることはあるか」を聞くと、「よくある」18.6%、「たまにある」48.2%と、6割超が従来どおりクリックを行っている。性年代別でみると、若い世代ほど広告クリックに積極的で20代男性は8割を超えており、SGEを使っていても広告クリックも変わらず使用されているようだ。
「SGEの表示で不足していると思う情報」を聞くと、「詳細なソース情報」54.1%、「比較情報(製品やサービス間など)」42.9%、「最新情報の更新頻度」34.2%が上位だった。
調査概要
- 【調査対象】全国の20歳以上69歳以下の男女のうち、仕事でSGEを使用している人
- 【調査方法】ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWebアンケート方式
- 【調査時期】2024年3月6日~11日
- 【有効回答数】660
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