博報堂の「gmove」が対面商談の評価や商談メモの自動作成をAIが行うアプリを開発

商談用タブレットにインストールして録音、対面商談の課題を解決して業務を効率化

博報堂は、同社と総合制作事業を行う子会社の博報堂プロダクツで組織する販売現場の課題解決ソリューション開発チーム「gmove」が、対面商談の評価や商談内容をまとめた商談メモの自動作成をAI(人工知能)が行うアプリを開発した、と1月9日発表した。商談に使うタブレットにインストールして商談を録音。対面商談の課題を解決して業務を効率化する。

自動車販売店、不動産会社、金融機関の営業所など各業種では対面商談に関し、スタッフの商談力が判断できなかったり、商談から得た顧客ニーズや次の行動を記録する商談メモの作成精度にばらつきがあったりすることで、営業機会の損失や信用低下につながる課題を抱える。商談メモの作成に時間を取られることもあり、アプリでこうした問題を解決する。

アプリは、博報堂DYホールディングスのAI技術研究所「HCAI」と研究グループ「MTC」が手掛けるAI活用の音声解析システム「CONOOTO」技術を商用化した。いつどんなテーマで誰と誰が商談したか記録。商談の録音はいつでも聞ける。AI音声解析で商談を評価。商談力の成長が時系列で分かる。商談内容は生成AIが自動要約し、スタッフ用・顧客用にまとめる。

商談記録 AI音声分析による商談の評価 画面イメージ

商談メモはスタッフの間で共有でき、付き合いが長い顧客への対応や引き継ぎがスムーズになる。全ての商談が本部で管理でき、商談の確認によって、店長とスタッフとの対話や優秀なスタッフの商談を教育プログラムに生かすことも可能。gmoveは今後さまざまな企業とともに、商談をサポートするこのアプリの実証実験を行い、今春の正式版提供を目指す。

商談メモの自動作成 画面イメージ
本部管理画面 イメージ
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