日本のWordPress 約15%がユーザーID丸見え、4割がログイン画面むき出し! 18万サイトを調査【プライム・ストラテジー調べ】
あなたのサイトは大丈夫? 日本企業・団体のWordPressサイト約18万件を調査。
3/21 8:10 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
プライム・ストラテジーは、2024年3月1日から1年間、日本企業・団体などで利用されているWordPressサイト約18万件を調査した。
日本のWordPressサイト約18万件を調査
日本企業・団体のWordPressサイト約18万件のうち15.3%でユーザーIDがインターネットで閲覧できる状態であることが判明した。
※ /?author=1にアクセスした際にレスポンスコードが200となるもの

Basic認証が設定されていないサイトの41.9%で、ログイン画面にアクセス可能であることが判明した。
※ WordPressのログイン画面(wp-login.php)にアクセスした際にレスポンスコードが200となるもの

WordPressの改ざんの原因の一つが、ブルートフォース(パスワード総当たり)攻撃やID/パスワードの管理不足による管理画面への侵入である※。ログイン画面に容易にアクセスできる、ユーザーIDが確認できる状態は、これらのリスクを高めることになる。
管理画面のアクセス制限が適切か確認する方法
「IDやパスワードを記憶させてない状態のブラウザ」や「シークレットモード」を使用して、管理画面にアクセスする。
- Basic認証が表示される場合: アクセス制限がかかっている
- 直接ログインフォームが表示される場合: アクセス制限が適切に設定されていない可能性がある
ユーザーIDがインターネット上で閲覧可能か確認する方法
管理画面のセキュリティだけでなく、ユーザーIDが外部に漏れていないかも確認する必要がある。対象となるWebサイトのURLの後に「/?author=1」を追加し、エンターキーを押す。
この操作でユーザーIDが含まれるユーザーページが表示された場合、IDが外部に漏れている可能性がある。この設定を無効化することでユーザー情報の流出を防げる。
調査概要
- 【調査対象】.jpドメイン、またはHTMLで言語を日本語に設定しているWordPressサイト182,405サイトをランダムに抽出
- 【調査期間】2024年3月1日~2025年2月28日(1年間)
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