Shopifyが大規模アップデート発表、AI搭載の新ストアデザイン基盤「Horizon」導入

150以上の機能追加、コード不要で高コンバージョンのECサイト構築やストアを自動生成

ECプラットフォーム事業のカナダShopify(ショッピファイ)の日本法人、Shopify Japanは、2025年夏の最新アップデート「Summer '25 Edition - Horizons」を5月22日に発表した。AI(人工知能)を搭載した新たなストアデザイン基盤「Horizon」を主軸に、150を超える新機能と改善点を導入する。新テーマ基盤のHorizonは、コーディング(プログラミング)不要で高いコンバージョン(商品購入)を実現するストアづくりを可能にする。

10種類の高コンバージョンプリセット イメージ画

Horizonは10種類の美しいデザインプリセットを用意。直感的な商品検索や最適化されたカートなど顧客を購入へとスムーズに誘導するデザインが特徴。「AI Store Builder」の導入で数語のキーワードを入力するだけで3つのストアデザインが生成される。Shopアプリのホームフィードも進化し、ユーザーの行動に合わせてコンテンツが動的にアップデートされるので、よりパーソナライズされたショッピング体験が実現する。

新アプリ「Knowledge Base」は、「ChatGPT」や「Claude」等の生成AIやショッピングアシスタント向けに最適化されたストア情報やFAQを自動生成し、AIを通じた検索・購買プロセスでブランドの情報発信力を高める。AIアシスタント「Sidekick」も強化され、複数のデータソースと連携して深い洞察と実行可能なアクションを提示する。日本語を含む20言語に対応している。

「Shopify Catalog」で開発者はアプリやAIエージェントを通じてShopify上の数百万もの事業者からリアルタイムで商品データを検索・取得できる。さらに開発者は「Storefront MCP」を活用してブランドごとに特化したAIショッピングエージェントを構築できる。Anthropicの「Model Context Protocol(MCP)」を採用することで、外部パートナーによるAIを活用した商品検索や購入体験をサポートする。

新しいSidekick イメージ画
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