トラスト＆セーフティ協会が世界最大級の詐欺対策ネットワーク「GASA」に日本初加盟

一般社団法人トラスト＆セーフティ協会は、世界最大級のオンライン詐欺対策ネットワーク「Global Anti Scam Alliance(GASA)」に日本の団体として初めて正式に「Associated Organization」として加盟したと6月6日に発表した。同時に総務省が推進する官民連携プログラム「DIGITAL POSITIVE ACTION(DPA)」への参画も決定した。「世界標準の詐欺対策」と「日本独自の取り組み」をつなぐ橋渡し役として国内外の関係機関と連携する。

GASAは、オンライン詐欺対策に特化した国際的な非営利アライアンスで、政府、警察機関、金融業界、テック企業、消費者保護団体など100以上の組織が世界中から参画している。協会は日本の詐欺の状況をGASAと共有し、世界の詐欺対策を日本に還元する。総務省のDPAは、プラットフォームや通信の事業者、IT関連企業、関連団体などが協働してインターネットやSNSにおける利用者のICTリテラシー向上の取り組みを推進している。

トラスト＆セーフティ協会は1月設立の新しい組織。デジタルプラットフォームやオンラインサービスでユーザーの安全確保とオンライン環境の信頼性向上に取り組んでいる。会員企業にはサイバーエージェント、エニトグループ、ジモティー、LINEヤフー、日本マイクロソフト、note、OpenAI Japan、リクルート、スマートニュース、TikTok Japan、YouTubeが名を連ねる。オブザーバー会員はアデコ、Five Media Marketing(GeoEdge)。