LINEヤフーが広告審査の透明性レポート公開、「Yahoo!広告」で1億9千万件を非承認
LINE公式アカウント13万件超停止、ブランドセーフティとアドフラウド審査実績も公開
7:01 マーケティング/広告 | SNS | モバイル | 調査データ
LINEヤフーは7月1日、サービス品質向上の取り組みや審査実績をまとめた「広告等の法人向けサービスに関する透明性レポート」を公開した。「Yahoo!広告」は2024年度に約1億9千万件の広告素材を非承認にして、23年度の約9837万件から倍増した。増加の要因は、検索広告における「ユーザーの意に反する広告の禁止」の掲載基準での非承認の増加だった。具体的にはリンク先サイトのURLを誤って入力している広告が目立った。

「LINE広告」は24年度下半期に広告素材7万6136件が非承認になり、24年度上半期から約3割減少した。非承認素材の約7割がクリエイティブ(画像や動画)に起因する。LINE広告は、1万3000超のアプリにリーチできるLINE広告ネットワークに掲載できるので、ブランドセーフティと、ボット等のアクセスやクリックで広告費をだまし取るアドフラウドの発生を検知・排除している。その掲載面やトラフィック審査の実績も初めて公開した。
LINE公式アカウントの問題のあるコンテンツも迅速かつ確実に検知・除去するため、AI(人工知能)を活用したシステムと人の目による24時間365日のモニタリングを実施している。24年度下半期には13万7813件のアカウントを停止し、2万7626件のコンテンツを非表示にした。認証済アカウントの利用を希望するアカウントに対して独自の審査基準を制定して審査を実施しており、この取り組みの実績も今回初公開している。



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