ヤフー検索は年内にはグーグルに? ―― 切り替え状況と予測 など10+2記事(海外&国内SEO情報)
- ヤフー検索は年内にはグーグルに? ―― 切り替え状況と予測
(サクラサクのSEOブログ)ヤフーとグーグルとの提携発表からちょうど3か月が経過した。サクラサクのSEOブログさんがここまでの道のりをまとめている。ヤフーの公式発表や独自の調査に基づいたヤフーのランキング変動データなどが時系列で整理されていてわかりやすい。
ヤフー株式会社の井上社長は、検索システムのグーグルへの切り替えを、予定通り年内に完了する方針だと2010年9月中間決算の発表の場で明らかにしたとのこと。すでに一部のユーザーに対して切り替えのテストを行っているものの、全面切り替えには至っていない。いったいいつになるのかとやきもきしているウェブ担当者やウェブマスターが多いことだろう。
サイバーエージェントの木村氏が言うように、ある時点を境に完全に切り替えるのではなく、グーグルを採用した検索の比率を徐々に増やしていき、いつのまにかすべてがグーグル化していたという可能性も考えられる。いずれにせよ、あと2か月程度のことだ。楽しみに待ちたい。
日本語で読めるSEO/SEM情報
- SEO都市伝説:「キーワード出現率は○%が最適」
(天照SEOブログ)「キーワード出現率は○%に調整すると上位表示に効果がある」という話を信じているWeb担の読者は、よもやいないと思う。検索エンジンが未熟な頃はキーワードが登場する回数や単語全体に対する出現頻度を見ていたかもしれない。しかし、「○%だから関連性が高い」と単純に判断できないことは明白である。検索エンジンがキーワードの数や比率を見ているとしたら、キーワードを不自然に詰め込んでいる過剰な最適化(過剰なので最適化とは言えないが)を検知してペナルティ対象にするかどうかの要因としてのほうが大きいだろう。
こちらの記事では、キーワード出現率が都市伝説であることを、例を挙げて説明している。
ちなみに、この「天照SEOブログ」さんは最近登場したSEO関連ブログだが、良質な記事をいくつも公開しているため注目したい。「IPアドレス分散リンクがSEOに有効」の都市伝説についての記事も興味深い。
- ロングテールワードを発見する方法
(リアルアクセス解析)少数のビッグキーワードを狙うよりも多数のロングテールキーワードを狙ったほうが業種業態によっては大きな成果が出る。ではロングテールキーワードはどのように探し出したらいいのだろう。
ロングテールキーワードにも種類があり完全に予測不能なロングテールキーワードもある。しかし、コンバージョン率の高いロングテールキーワードが発見でき順位アップの余地があればしめたものだ。こちらの記事では、狙うべきロングテールキーワードを、アクセス解析データから発見する方法を解説している。5分で読める良記事だ。
- PCやブラウザによってヤフーの検索結果が違うのはなぜ?
(国内&海外検索エンジンマーケティング最新情報ブログ)検索順位がSEOの指標にならない理由の1つとして、ユーザーのアクセス履歴や今いる場所といった要因によって検索順位が異なる場合があることが挙げられる。検索順位がPCやブラウザによって異なるのはなぜかという問い合わせを顧客から受けることが多くなってきたインフォキュービック・ジャパンさんが、考えられる理由を解説している。
「あなたが見ているランキングはあなただけが見ているランキング」であり、「他のユーザーはあなたとまた違う検索結果を見ている」かもしれないことを常に認識しておこう。
- トラブル発生にも慌てずに済む -- Google Analyticsステータス ダッシュボード
(Google Analytics 日本版 公式ブログ)Google Analyticsで、データの取得が不可能になる障害が今月の上旬に発生した。障害だということを知らずに何が起こっているのか困ったウェブ担当者もいるかもしれない。
Google Analyticsでは、サービス機能の稼働状況(障害状況)を常時レポートするページGoogle Analyticsステータスダッシュボードを設けている。RSS購読ができるので、RSSリーダーに登録しておけば不意のトラブル時にも原因がわからず途方にくれることがなくなるだろう。
ちなみにGoogleウェブマスターツールなどウェブマスター向けのサービスの障害についてはWebmaster Help Forum AnnouncementsブログをRSS購読しておくといい。ただしこちらは英語版のみとなる。
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