検索結果1位のクリック率は36%
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検索結果1位のクリック率は36%
ウェブマスターツール調べ (DEJAN SEO)
検索結果の順位に応じたクリック率(CTR)のデータをこのコーナーで過去に何度か紹介してきた。
数字を割り出したデータは調査によってそれぞれ異なる。今回紹介するのはグーグルウェブマスターツールの検索クエリのデータから算出したクリック率だ。
検索結果1位のクリック率は約36%だったとのこと。
172のドメイン名のサイト、7825のキーワードを対象にウェブマスターツールのデータから算出したとのことだ。
調査によって、順位ごとのクリック率には幅がある。
- 検索者の場所
- 動画・画像などが差し込まれるユニバーサル検索
- 特定のサイトを探すブランド名での検索
など、検索の状況やタイプによってもクリック率は大きく左右されるはずだ。単純に平均値を出しても実はさほど参考にならないのかもしれない。
リンクの否認ツールでさっそくリカバリに成功!
正しく使えば期待どおりに働く (Branded3)
ベータテスト段階でのリンクの否認ツールの成功(とおぼしき)事例を前回のこのコーナーでピックアップしたが、ツールが一般公開された後の成功事例が早くも上がってきた。
3つのサイトがツールを使って被リンクペナルティのリカバリに成功したとのことである。
2つは不自然リンク警告によって手動処置を受けており再審査リクエストを送っても通過することができないでいた。もう1つは過度なアンカーテキストが原因でアルゴリズムによるフィルタを受けて順位が下がったままだった。
自力で取り除けるリンクを取り除いた後に、どうしても取り除けないリンクをツールを使って否認した。手動処置を受けていた2つのサイトは再審査リクエストを送り見事に合格した。その後順位に回復傾向が現れ始めた。
アルゴリズムに引っかかっていたもう1つのサイトは、再審査リクエストを送ったところ「手動での対応は行っていない」との自動返信が戻ってきたが、しばらくすると同じように元の水準まで順位が戻った。
リンクの否認ツールは期待どおりに機能するようだ。ただし気を付けてほしいのは3例とも可能な限り不自然リンクを自分で削除してからツールを使ったという点だ。努力もなしにホイとツールを使っただけで問題となるリンクすべてを簡単に無効化できるなどと甘く考えてはいけない。そんな安直な使い方をグーグルが許すはずがない。
ソフト404を修正したら大量の404が発生したとアラートが飛んできた
スルーしてOK (WebmasterWorld)
ソフト404が発生していたので正常に404エラーを返すように修正した。
するとウェブマスターツールから「大量の404エラーが急に発生した」という警告メールが届いた。
普通にあることなのだろうか? それとも何か致命的な間違いを自分は犯してしまったのだろうか?
このような質問がWebmasterWorldに投稿された。
このケースでは無視して構わない。今まで404を返すべきなのに返していなかったURLが正しく404を返すようになりそれらを一度にグーグルが検出しただけのことだ。存在しないページなのにHTTPレスポンスコード200を返すソフト404を放置しておくことのほうがずっと問題だ。
ウェブマスターツールは404エラーやアクセス拒否など通常と異なる状態のページが急に増えたときにアラートを通知する(このコーナーで以前にピックアップした)。不測の事態であれば対処しなければならないが、今回のように理由がわかっていてそうなることが当然の結果であるならば無視して大丈夫だ。
ウェブマスターツールはさまざまな問題について通知を送るようになっている。ありがたいことなのだが、技術的レベルが高くないウェブ担当者にとってはかえって混乱してしまうことがあるのが厄介なところだ。とはいえ通知が不要ということではなく、我々のレベルアップが必要ということになるだろう。
50ページのサイトなのにインデックスステータスで「未選択」ページが3,500って!?
疑うべきは重複URL (High Rankings Search Engine Optimization Forum)
グーグル ウェブマスターツールの「インデックス ステータス」では、管理サイトのインデックスの状態を詳しく知ることができる。
このインデック スステータスのレポートについて、High Rankingsフォーラムに次のような質問があった。
インデックスに登録されたページ数は46だが「未選択」の数が3,500もある。実際のサイトには50ページしかないのに。なぜだろうか?
ウェブマスターツールの不具合だという意見も出ているが、まず疑うべきは重複URLだ。同じページなのに複数のURLが存在していないかを確認する必要がある。「未選択」は、
- 他のページと類似している
- 別のURLにリダイレクトされる
などの理由により、インデックスに登録されていないページを示すからだ。
意図的な悪意がない限りは、重複コンテンツが多いからといってガイドライン違反に問われることはない。しかし重複コンテンツが発生していると被リンクの分散やクロール資源の無駄遣い、ともするとパンダアップデートによる低評価に繋がることがある。
インデックス ステータスでレポートされるインデックス総数と未選択に大きな乖離があるときは要注意だ。
グーグル地図検索で重要な「NAP」の表記は統一すべし
念には念を入れて (Small Business Search Marketing)
グーグルの地図検索・プレイス検索においては、「NAP」と呼ぶ要素がランキング指標の1つになっていると考えられる。
「NAP」とは、
- Name(店舗や会社の名前)
- Address(所在地)
- Phone(電話番号)
の頭文字を取ったものだ。
ウェブ上でNAPが言及(サイテーション)されるときは統一された様式になるようにしておくのが好ましい。
どういうことかというと、
- 株式会社インプレスビジネスメディア
- (株)インプレスビジネスメディア
- 渋谷区1丁目2番3号
- 渋谷区1-2-3
- 03-5432-6789
- (03)5432-6789
のような複数の形式の表記が散在しない方がいいのだ。同一の存在だとしてグーグルが認識できなくなる可能性が生じるからである。最悪の場合は別の店舗・会社として処理されてしまうこともありえる。
しかし実際のところは、グーグルはほとんどの差異を上手に処理し同じものとして処理してくれるようだ。
とはいえ100%ではないし起こりうる問題を最小限にするためにも、可能な限りNAPは統一した表記を使うべきだと推奨している。
ちなみに、これは英語での表記の話だが、日本語での表記も同じように上手に同一処理してくれるかはわからない。
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4つの視点からリンクを分析 - リンク無効化ツールについて徹底討論 with マット・カッツ
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