毎年4月4日は「404エラーの日」!?(グーグル公式) など10+4記事
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グーグル、アプリ内のコンテンツを検索結果に表示するApp Indexingを世界規模で展開
ただし英語のみ。日本語対応はいつ? (Inside Search)
Androidアプリ内のコンテンツをインデックスし検索結果に表示する「App Indexing」という仕組みを、昨年の秋からグーグルは試験的に導入している(このコーナーでの紹介記事/日本版公式ブログでの翻訳記事)。
米グーグル(google.com)だけでの提供だったが、英語のコンテンツを対象に世界中で利用可能になった。また、TripAdvisorやTumblr、Zagat、Zapposなど24種類のアプリに新たに対応した。
日本語への対応が気になるところだが、日本語版のヘルプページができあがっていることから、期待していいのではないだろうか。
なおWebmaster Centralブログも関連情報を公式アナウンスしており、こちらは日本語版ブログで翻訳記事を読むことができる
不適切なリダイレクトでスマホサイトのランキングが大幅ダウン
なんでもトップページにリダイレクトするのはNG (The Internet Marketing Driver)
スマートフォンからのアクセスに対して不適切なリダイレクトを実行しているサイトのモバイルでの検索順位が、PCから検索した時よりも大幅に下がっている事例を、こちらの記事がレポートしている。
問題となったサイトは、次のようなミスをしていた。
問題点:
スマホからアクセスすると、どのページであろうとモバイル向けサイトのトップページに302リダイレクトするように構成されていた。
スマホユーザーは目的のページに辿りつけずに、否が応でもトップページに連れて行かれてしまうのだ。
ユーザーの意図に合わないリダイレクトを設定してしまうのは、モバイルサイトにありがちな構成ミスの1つである。
こうした不適切なリダイレクトに対して、モバイル検索に限定してランキングを下げるアルゴリズムをグーグルは導入している。スマホユーザーの検索体験を損ねるからだ。
リダイレクトを構成する場合は、PCページに対応したモバイル向けページにリダイレクトしなければならない。
なお、グーグルの社員からの次のようなコメントも掲載されている。
不適切なリダイレクトが修正されたならば、Googlebotがそのページを再クロールし、再インデックスし、再処理した後に、順位低下は解消される。
順位を下げるのも元に戻すのもアルゴリズムによって自動化されているということだ。
リンクの否認ファイルを更新するときは古いファイルを削除しなくていい
上書きで大丈夫 (Matt Cutts (mattcutts) on Twitter)
否認ツールの使い方に関するちょっとしたアドバイスを、グーグルのマット・カッツ氏がツイートしてくれた。
Quick SEO tip: no need to delete your old disavow links file before uploading a new one. You can just upload the new one.
— Matt Cutts (@mattcutts) 2014, 3月 25
否認リンクの新しいファイルをアップロードする前に、古いファイルを削除する必要はない。新しいファイルをアップロードするだけでいい。
「すでにアップロードしているファイルを削除しないと、新しいファイルが有効にならなかったり古いファイルに記述されているリンクが否認の対象のままになってしまったりする」と認識している人がいるかもしれない。
しかしそうではなく、最新の否認ファイルだけが有効だと理解しておこう。
ついに日本のリンク販売業者にも公開制裁が来た
7つとはどこだろう? (Matt Cutts (mattcutts) on Twitter)
米グーグルのマット・カッツ氏は、リンクネットワーク(リンク販売業者)に制裁を与えたときにしばしばツイッターで公にする。多くの人の目に晒すことで警告する目的も込めているのであろう。
公開制裁の対象は、ヨーロッパ諸国のリンクネットワークがこれまでは中心だった。しかしついに日本も、マット・カッツ氏のツイートの対象になった。
Incredibly proud of Japanese webspam team. Over last few months they've taken action on seven link networks! Makes playing field more level.
— Matt Cutts (@mattcutts) 2014, 4月 8
日本のウェブスパムチームのことをものすごく誇りに思う。過去数か月にわたり、彼らは7つのリンクネットワークに対策してきた。これにより、条件をより公平にできる。
残念ながら7つのリンクネットワークがどの業者なのかまではマット・カッツ氏は明らかにしていない。また最近のことではなく数か月前に実行したとのことだ。
とはいえ、これで終わりではなく2度目、3度目があるかが気になるところだ。
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コメント
ほんとうに既存のサービスは最大2年で終わるのか?
「言葉どおりに受け取るなら、遅くとも2016年3月には以前のバージョンは機能しなくなりサポートが終了する」というコメントについて。
最初わたしも同じように考えたのですが、ほんとうにそうなのでしょうか?
以下記しますのでご意見をお聞かせください。
「Universal Analytics が新しい運用基準となってから最大 2 年後までは続行されますが」とあります。よく考える必要があるのが「運用基準」ということばです。
これを考察する際にひとつのヒントがあります。
Googleアナリティクで新しいプロパティを作成すると、「ユニバーサル アナリティクス」「標準のアナリティクス」という選択肢が表示されます。「Universal Analytics が新しい運用基準」となるということは、プロパティで「標準のアナリティクス」=Universal Analyticsになることを意味するのではないでしょうか?
また、もうひとつ考える必要があるのは、2年で既存のサービスが使えなくなるのなら明確にその旨のアナウンスがあるのでは、とということです。
Googleはそれほど親切とは思っていませんが、本件はかなり広範囲の影響がありますので、それなりの配慮があってしかるべきと考えます。
(補足)上述した新しいプロパティの画面については、既存のアカウントで確認しただけなので、新しいアカウントで新しいプロパティを作成したら、Universal Analyticsが標準となっており、そもそもトラッキング方法の選択ができなくなっている可能性はあります。
すべてはグーグルの気分次第
編集部の安田です(元コメントは読みやすさのために編集部で改行を加えました)。
結論からいうと、「いずれ使えなくなると思って、早めに対応しましょう」ということです。
Googleアナリティクスでは、公式に定めたものよりも実際の運用をゆるくしています。たとえばログの保存期間も、公式に保証している期間を過ぎても確認できるようになっていますよね。
ですから、UA以前のトラッキング方式についても「2年」という予定を過ぎても使える可能性は高いですし、使えなくなるなら当然、アナウンスはあるでしょう。
それでも、「そうなってから対応するのではなく、今から準備をしておくべきですよね」というのがこの記事の意図だととらえてくださいませ。
具体的にいつから使えなくなるというのは、そのときになってみないとわかりませんし。