グーグルの検索結果に表示される「Googleショッピングの検索結果」枠や、Googleショッピングに表示される商品リスト広告への、5つ星による「商品評価」やレビュー数の掲載を、グーグルが6月4日に開始した。
この「商品評価」は、「商品リスト広告」において、星の数(5つ星が満点)とレビュー件数を表示するサービスだ。この評価は、販売者やサードパーティの情報収集サービス、レビューサイト、ユーザーといったソースから、商品レビューデータを集計しているという。外部サービスのレビューとしては、「ECナビ」「coneco.net」「クチコミランキングGOGO」「ECカレント」「お財布.com」などのレビューが反映されている模様。
また、この「商品評価」は、テキスト広告に星の数として表示される「販売者評価」とは異なり、“広告に掲載されている商品に対する評価”を表すものだ。グーグルは、「ユーザーの判断基準として提供し参考にしてもらうことで、より質の高いトラフィック誘導ができる」としている。
「商品評価」は、米国で2014年7月より導入が始まり、その後、英国、ドイツ、フランスと対応エリアを拡大。今回日本でも提供が始まった。米国では、商品評価を採り入れている商品リスト広告では、クリック率に平均5%の伸びが見られたとのこと。
商品リスト広告に商品評価を掲載したい場合、利用希望フォームに記入して送信する。グーグルが内容を確認し、商品レビューを収集できるかどうか、またその方法について判断する。この判断に基づいて、10~15日以内に回答があるとのこと。評価情報が正確であり、ユーザーに対して関連性が高いと判断された場合のみ、商品リスト広告に評価が表示される。また商品は、3件以上のレビューを受けている必要がある。
参考リンク
ニュースリリース(Inside AdWords-Japanブログでの告知記事)
商品評価の利用希望申し込みフォーム
Googleショッピング
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
データフィード? 商品評価の話じゃなくて?
うん。商品評価が付けられるようになった「商品リスト広告」というのは、リスティング広告とはまた違う広告なんだ。
どう違うんですか?
今までの広告は、基本的に広告の運用担当者が広告を設定していたよね?
ですね。ツールを使う場合もありますが。
でも「商品リスト広告」はそうではなく、商品のデータを「商品フィード」「データフィード」と呼ばれる形式のデータにして、広告システムに登録するんだ。
へー。なんかむずかしいですね。
フィードの仕様は理解しなきゃいけないからね。
まぁ、そこらへんはシステムの人に任せます。
こんな風に、ECシステムで管理している情報を元に、システムを通じて広告データを作成して登録するというスタイルの広告が増えてきているのは、知っておくといいよ。
はーい。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
今日は「データフィード」について勉強しようか。